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第二種電気工事士技能試験2020(2024)年候補問題No.1をやってみる

第二種電気工事士

こんばんは、しまちゃんです。

今日は朝から相場も暇なので、さっそく第二種電気工事士技能試験の全部で13個ある候補問題の練習をスタートすることにしました。

テキストも基本部分は読み終わり、後は候補問題をスタートさせるだけとなっていました。

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2020(2024)年候補問題No.1


こんな感じ。まずは小手調べの意味合いもあるのか、シンプル目。これが本番で出ればいいんだけど。

2024年度(令和6年度)も同問題です。


なお、テキスト(左)の施工条件と、練習セットについてきた冊子(右)の施工条件はまったく一緒。ケーブルの150mmというのは基本なのだろうか。この2冊の施工条件が異なる場合、練習セットの冊子の方に従う必要があります(その施工条件でしかケーブル等も同梱されていないため)。

複線図を描く

もう複線図を描くのにはだいぶ慣れたので、候補問題を元にまずは複線図を描いてみます。


ホワイトボードに描いた。ごちゃごちゃしすぎて、電線の接続を後で間違えました。ホワイトボードマーカーの色も黒しかないため、今後は紙に色付きのボールペンで描くことにしました。

施行のようす

動画でも撮ろうと試行錯誤しましたが、どうしても手元を撮影する方法が見つけられず(道具もない)断念しました。

材料の準備


こんな感じでケーブルを切り出し、器具を指定されている通りに準備。初めてケーブルを切断した。

各部分の施工

テキストでは最初にすべてのケーブルを切り出してしまうような表記がありましたが、自分がそれをやると何のケーブルだか分からなくなりそうなので部分部分を作りながら進め、最後に接続しようと考えました。

電源部分


電源部分。初めてのケーブルシースと絶縁被覆剥きに感動する。こういう手先の感覚が最高。多分ボケ防止にもなってる(なってない?)。合計250mm。接続部分はケーブルシース100mm剥き、絶縁被覆20mm(リングスリーブ用)剥き。エコケーブルで少し剥きずらい。

引掛シーリング部分


ここのケーブルの切り出しは引掛シーリング部分の20mmを無視し、全部で150mm+100mm=250mmを切り出し。引掛シーリングの部分は20mm剥き、絶縁被覆は10mm剥き。


何気に穴に電線入れるの気持ちいい・・。


20mm、10mmでちょうどいい模様。器具に刻印されているゲージは確認済み。


引掛けシーリング部分が完成。

スイッチと連用取付枠

イロハのスイッチを連用取付枠に取付ける。


この作業楽しすぎる・・。


マイナスドライバーで枠をこじって固定する。この部品、楽しいのはいいけどもっと進化する余地がありそう。


らしくなってきた。もう1本ここにはケーブルが必要。


楽しすぎて写真を撮るのを忘れる。向かって右側が非接地側配線とロとハに行く渡り配線(黒)。左側はそれぞれイロハの負荷にボックス部分を経由して結線される。

渡り線は100mm取ったけど、ちょっと長すぎる気もする。60mmくらいで試してみようかな。

ランプレセプタクル

電線どうしの接続部分に100mm、指定の長さ150mm、ランプレセプタクル部分で50mm、トータル300mmの切り出しだったかな。ランプレセプタクル部分はシース50mm剥き、絶縁被覆は20mm剥いた。

のの字曲げ
初めて「のの字曲げ」にチャレンジする。


根本3mm開けて90度に折り曲げたけど、根本の「隙間」があまりできない。


ランプレセプタクルに結線。締めるときはある程度抵抗があるため、このラチェット機構付きのドライバーが非常に小気味良く作業が気持ちよくできる。


後ろはこんな感じで折り曲げ。


電線の噛み込みもなく問題なく見えるけど、この長さ(50mm)だと結構カバーがきつい。電線の形を整えてやらないとカバーがはまらなかった。(試験でどう判断されるかは分からない)


そこで家に帰った後、40mmで作り直してみたけど今度は結構きつかった。やはり50mmが適正か。

各電線の接続

結構ここで苦戦しました。その理由のひとつは、横着して最初に電線どうしを借り止めしなかったからです。

やらかしたミス

  • リングスリーブの「小」と「〇」の施工間違い
    →これは無理やり上から正しい大きさでやり直し(本来は小さい方向(小→〇など)にしか修正できない。今日どっちだったかは思い出せない)。
  • 電線1本リングスリーブに入れ忘れて圧着
    →リングスリーブをカットしてやり直し。
  • 差込型コネクタに誤った電線を挿入
    →気付いて引っこ抜いた。引っこ抜くのはめちゃくちゃ固いというのが分かった。


これまた初めての経験。片手で微妙にやりずらく、思ったよりも「気持ちいい」作業とはならなかった。


何とか全部接続。リングスリーブは結構面倒くさい。


机の下か何かに落としたと思っていたリングスリーブの1つが、電線の下のほうにかかってた。上は接続してしまっているので取れない。これ欠陥になるのかな?


差込型コネクタも1回引っこ抜いたけど、エライ固かった。電線側をペンチでつまんでやっと取れた。


作品完成!ケーブルもちょっとだけ余った。あ、渡りの3心線の説明忘れてた。

色々と確認しながらやったのもあり、合計1時間くらいかかりました。

参考資料

自分が受験したときに購入した技能試験の練習セットはもう販売されていませんが、購入を検討されている方は以下の練習セットで十分だと思います(※工具は別途購入する必要あり)。

ケーブルシース及び絶縁被覆の剥ぎ取り寸法(参考値)

※必ず実際の器具の剥ぎ取り寸法を確認してください。

ケーブルシース 絶縁被覆
電線どうしの接続(リングスリーブ) 100 20
電線どうしの接続(差込形コネクタ) 100 12
ランプレセプタクル 50 20 のの字曲げ
引掛シーリング(角型・丸形) 20 10
片切スイッチ 100 10
3路スイッチ 100 12
4路スイッチ 100 12
端子台 50 10
ホタルスイッチ 100 12
パイロットランプ 100 12
埋込形コンセント 100 10
露出形コンセント 30 20 のの字曲げ
2口コンセント 100 12
20A接地極付コンセント 100 12
EET付コンセント 100 12
配線用遮断器 50 10
ボンド線 20 のの字曲げ

リングスリーブのサイズの覚え方

覚え方のひとつとして。私の覚え方です。

電線の直径に対応する断面積をまず覚えます。
電線の直径1.6mm→断面積:2㎟
電線の直径2.0mm→断面積:3.5㎟
これ一生暗記!そして、断面積が8㎟以下であればリングスリーブが「小」、それを超えたら「中」と覚えます。※「大」は出題されません。なので、
1.6mm4本→2㎟×4本=8㎟なので「小」
2.0mm2本と1.6mmが1本→3.5㎟×2本+2㎟×1本=9㎟なので「中」
1.6mm2本と2.0mm1本→2㎟×2本+3.5㎟×1本=7.5㎟なので「小」

おわり

 

 

 

 

 

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