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道具を使わないで自転車のホイールの振れ取りをする

自転車

こんばんは、しまちゃんです。

実は先日、うちの末っ子が自転車に乗っている時に交通事故に遭った。

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自転車事故の概要

交通事故の状況としては、横断歩道を青信号で渡っているときに他の歩行者に気を取られた車に自転車の左側面からぶつけられたというもの。

一応救急搬送された息子だけど、軽く頭を打った以外はケガはなし。念のためCTスキャンを取ってその日のうちに帰宅した。相手方も終始非常に誠意ある対応だったし、一応安心した。

事故後の自転車のようす

一安心すると気になるのが自転車の容態。今回被害にあったのは2007年製(だったはず)、うちでは一番古い乗り物のGiant Escape R3だ。今は息子が通学に使用している。

警察の人が病院まで運んできてくれたけど、ぱっと見ブレーキがロックされてしまい動かないくらいしか分からない。

その後自転車については相手方保険屋との交渉も終わったので、今日どうしようか迷った挙句、自分で修理できないか見てみることにした。


前のブレーキはずれていて、ホイールと干渉していた(ホイールは回らず)。

実はもう12年以上も前の自転車なので、新しいGiant(多分Escape RX)を買おうと考えていて、今日はバラせるだけバラして使える部品は取っておいてあとは捨ててしまおうかと考えていた。

しかし実際に点検してみると、何とか直せそうだった。自転車が丈夫なのか、あまりそれらしいキズも発見できなかった。息子は事故で前転したらしいが。

言うまでもなく、交通事故、とりわけ車に激突するような事故にに遭った自転車を修理して乗ることはおススメしません。自己責任で。表面上何ら問題がないようでも素材にどういうダメージがあるか目視では分からない場合があります。


チェーンは落ちているがフロントディレーラーにはあまりダメージはない様子。車体の左側から突っ込まれているのが幸いして、前後ディレーラーは問題なさそうだった。

【追記】どうやら聞くと、左側から突っ込まれて右側に倒れている模様。やはりドライブトレーンの状態がぎこちない(クランクを回すと若干音が大きかったり抵抗が大きめだったりする)ので、今日クランクと、ついでに後ろブレーキもフィーリングが悪いのでポチった。交換して様子を見よう。

前後ブレーキを直す


前後ブレーキを直す。基本的にはパッドの位置調整と片効きの調整をしただけ。片効き調整だが、プラスのネジを締める(右に回す)とリムとパッドの隙間が開く。逆に左に回すと閉じる。これで左右のリムとパッドの隙間を均等に調整する。


ここの隙間を左右均等に調整する。

ホイールの振れがひどい


これは落車や転倒した時などにロードバイクではよくあるのだけど、ホイールが前後ともかなり振れてしまっていた。もう「ぐわんぐわん」である。直せるかやってみる。

自転車のホイールの振れを取る

基本的に自転車のホイールの振れ取りは、細かいことを気にしなければ(それこそレースに出るとかでなければ)振れ取り台なしでも行ける。以前にもやったことがあるが、今日確信した。目視でも概ね振れを1mm以内くらいには持って行ける。

基本的な振れ取り知識の復習

振れ取りに必要な知識をまとめると以下の通りとなる。

【横振れ】

  1. 例えば右側のスポークを締めると、そのスポークは縮むので引っ張られてリムが右側に寄る。
  2. 振れ取り調整は必要な時以外は基本的にスポークを「締める」方向のみで行い、緩めない。
  3. ニップルを回す方向は、リムを上から見て左回し(つまり通常のボルトなどとは逆)。
  4. ニップルを回すときは、8分の1回転から4分の1回転ずつこまめに回すが、あまりチビチビやり過ぎても反応しない。
  5. ニップルを回す時は、そのスポークの前後(もちろん同じ側)のスポークも少しずつ締めてやる。
  6. 左右交互に行う。つまり、右側に寄せるために右側を締めたら、次は右側に寄っている箇所を探して左側を締める(分かりずらいので後で写真で説明↓)。
  7. 締めたいスポークに締め代があまり残っていない場合は、反対側(右側を締めたいなら左側)のスポークを少し緩めてやる。スポークにかかるテンションは、スポークを指で弾いて音で判断できる。※あまりスポークを締めすぎると折れることがあるので注意。音が高いとテンションも高い。
【縦振れ】
今日は縦振れ調整は必要なかったが、あまり必要となることはないらしい。もし縦振れがひどくて調整が必要な場合、やはり基本は外側(タイヤ側)に振れている箇所のスポークを左右少しずつ締めていく。

実際の振れ取り作業工程

それでは実際の作業工程を見ていく。振れ取り台は欲しいが、買うと「無駄なものをまた増やして!」と妻に怒られるので買えない。自転車は部屋の中に保管してるし。なので自転車にホイールを付けた状態で、ブレーキを利用して振れ取り作業を行う。

1.スタンドに自転車を設置


やはりスタンドは欲しい。ホイールをクルクル回転させることが基本となるので、スタンドがないと面倒くさい。ただ前輪は持ち上げながら行った。

2.一番振れている(片側に寄っている)箇所を発見する


ブレーキとリムの距離を見ながらホイールを空転させ、リムが一番ブレーキに寄るところで回転を止める。この写真の場合、リムが右側に振れていることになる。※これは調整後に撮っているので、本当はもっとリムにギリギリ当たるくらい寄ったりします。

3.寄った方とは反対側のスポークをつまんで下方に移動させる


このようにサッと指で反対側のスポークをつまんで、そのままホイールを回転させて下に持ってくる。どこを回すか分からなくならないようにするため。


見失わずに下まで持ってこれた。こいつを締めてやる。

ニップルを回し、スポークを締め込む


左回しで8分の1回転から4分の1回転程度ずつ締め込む。締め込もうと思う中心のスポークの前後の同じ側のスポークも少しずつ締め込んでやる。写真には写っていないが、この場合写真の手前側のニップルも締める。

なお「道具を使わない」とか言ったが、さすがにニップル回しは使う。このニップル回しはどこで買ったのかまったく思い出せないが、Amazonで同じようなものを普通に買える(多分何でも大丈夫)。サイズは9~15でなぜか15が2つある。ちなみに、このホイール(多分元々はTCRについていたやつ)のスポークサイズは13だった。

この形状のニップル回しはとても使いやすかった。長いレンチのような形だと取り回しが大変だし、これは複数のサイズがあるので万が一サイズが異なり回らないニップルがあってもすぐに対応できる。※実際今日(なぜか)サイズの合わないニップルが2個くらいあり、小さいサイズで対応した。


とにかく締める。

逆側(この場合左側)に寄っている箇所を発見して、作業を繰り返す

3の過程では右側に寄っている箇所を発見して対処したが、今度は左側に寄っている箇所をブレーキの左側で見つけて右側のスポークを締める。これの繰り返し。

なお、必ずしも左右順番にやる必要はなく、要はあまり調整が片側に偏らないようにすればよい。

この作業を全周に渡り、概ね振れが1mm以下くらいになるまで続ける。ホイールを空転させると振れている箇所がよく分かる。何度もホイールを回転させて振れを発見して修正していく作業となるので、結構根気と忍耐が必要。

作業を終えて


自転車の清掃は張本人にもやらせた。清掃、チェーンの給脂、試走をして修理完了。


何とか直った。

後ろのホイールは振れ幅もほとんどなくうまくいったが、作業のやりずらさもあり前輪は若干振れが残ってしまった。しかしまあ問題ないレベル。これで様子を見ようか。

おわり

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