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クロスカブ110(JA45)のフロントスプロケットの交換方法

バイク整備

こんばんは、しまちゃんです。

今日はクロスカブ110(JA45)のフロント(ドライブ)スプロケットの交換方法について見て行きます。

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はじめに

クロスカブ110(JA45)は燃費もよく、カブらしく素性もいいおりこうさんバイクなのですが、なぜか1速がすぐに吹け上がってしまい、全体的にトルク重視の設定がされています。

山道をたくさん走るのであればそれでもいいのですが、そこまででもないし、かつ4速での巡行時にもう少しだけ、あと本当に少しだけエンジンを楽にしてあげ、ブンブン苦しそうに唸らないようにできればいいなぁと考えたのでした。それは概ね60~70km/hといった速度帯になります。そう考える人は多いようで、クロスカブ110の定番カスタムとなっているようです。

作業日:2019年6月30日 走行距離:990km

交換部品

ノーマル14Tドライブスプロケット→キタコ製15Tドライブスプロケット

自転車でもそうですが、フロントの歯数を多くするとより高速仕様になります。その代わり低速のトルクが犠牲になります。今回は歯を1個だけ増やしてどのくらい影響があるのか様子を見ます。安価に交換できるので、気軽にチャレンジできそうです。

準備するもの

工具


基本的にはレンチではなく、ソケットで作業を進めます。メガネレンチはチェーンカバーで使用するくらいですが、ソケットでも代用できます(つまり今回は特に必要ない)。

ソケットはそれぞれ、8mm、10mm、12mm、14mmを使用します。
8mmの長いソケットはSK11製のディープソケットで、以下の製品です。SK11の工具は安価ですが、十分に役割を果たしてくれるおススメ工具です。ディープソケットは安いのでも1個持っておくと、今日の作業のように突然役に立ったりします。8mmと10mmのディープソケットがあればいいでしょう。

SK11 六角ディープソケット 差込角 9.5mm (3/8インチ) 8mm S3D-08
SK11(エスケー11)
¥828(2020/09/13 14:26時点)

ラチェットはこちら。何度も言うけど本当におススメのラチェット。

早回し用クイックアダプターは1個持つべし!


この工具は何年か前から使用しているのですが、本当に便利。トルクは必要ないけど延々と回さないといけないボルトなんかは、これ単体でクルクル回すと作業効率が非常にアップします。ローレット加工がされており、また適度な径もあり力が掛け易い。

普段はラチェットに付けっぱなしで運用。ラチェットで最初緩めて、最後はクイックアダプターでクルクルします(またはその逆)。


こんな感じでクイックアダプターとソケット単体でも運用できます。

KITACO製 ドライブスプロケ(15T)


左がキタコ製、右が純正。押さえる部品も付属していた。キタコ製は、この面が外側に向く。


こちらが反対側。純正に向きがあるかは分かりませんが、キタコ製はこちら側(1段へこんでいる側)をエンジン側に向けて組み付ける。なおこのキタコ製は1500km程度走行後の物。変な摩耗等はありませんでしたが、穴の中は少し錆びてました。

作業工程

それでは実際の作業の手順を見て行きます。全体の手順は以下の通り。

全体手順の確認!

  1. チェーンカバーを取り外す
  2. プレート(ヒールガード)を取り外す
  3. スプロケカバーを取り外す
  4. 純正スプロケを取り外す
  5. 交換スプロケを取り付ける
  6. カバー類を付け直す

工程1 チェーンカバーの取り外し


10mmのレンチ(またはラチェットとソケット)を使用し、チェーンカバーを外します。合計4か所まったく同じボルトを外します。

 


このチェーンカバーの便利さには本当に感動しました。チェーンが全然汚れない!メンテサイクルが伸びる!

工程2 プレート(ヒールガード)の取り外し


この部品。これは上が14mmのナット、下が12mmのボルトです。


ここは通常の工具でサクサク外していくことができます。工具が入るクリアランスも十分。


バイク掃除してたら「ちゅーる」が遊びにきました。
ぐぉぉぉっ・・・!何かに変身しそうです。


飽きたらすぐにどっかに行きました。

工程3 スプロケカバーの取り外し


ここは上下ともに8mmのフランジボルトで留まっています。通常のソケットでも行けないことはないですが、より細いディープソケットが役立ちました。長いボルトのため、クイックアダプターも役立ちます。


通常ソケットだとちときつい・・。


下側も8mm。黒い汚れはチェーンオイルの余剰分。


下側もクイックアダプターとディープソケットのコンビで緩めて・・。


最後は早回し。取り外すとチェーンガイドも一緒に取れます。

なおこの部品はプラスチックなので、取付けの際にボルトを強く締め付けすぎるのは禁物です。

工程4 純正スプロケの取り外し


純正のスプロケが姿を現します。実はこれは昨日撮影しているので、わざわざ純正を取付け直しています。なのでこれが純正の正しい向きなのかは自信ない(多分どっちでも大丈夫)・・。

なお今日気付いたのですが、この写真の状態でのスプロケの「ガタ」は純正の方が少ないことが分かりました。


ここは10mmで外します。特に物凄いトルクで締められてるとかはなし。
ただ、

ここを緩める際はギヤを1速に入れること!でないと、後輪も一緒に回ってしまい緩めることができません。


ボルトが2個外れたら・・


プレートをスプラインに合わせて少し回転させて(溝を合わせて)やり、外します。この写真の状態で初めてプレートは引き抜くことができます。


これは15Tの方ですが基本は同じで、プレートが外れたら手前(自分側)にスプロケをチェーンごと引き抜き、下側から引き抜きます。

工程5 新しいスプロケの取付け

取付けはこの逆の手順で行います。上の写真の位置から新しいスプロケをはめ、シャフトの位置までチェーンごとスプロケを前に引っ張り、スプラインにはめ込みます。

なお、取り外しも取付けも、15Tであればチェーンを緩める必要はありませんでした。


スプロケが大きくなるためちょっときつくなりますが、作業の時点でチェーンを緩める必要はなかった(後でチェーンを適正な張りに調整してください)です。

向きはこの平たい方が外向きに。

スプロケはどこまで入れ込めばいいの!?

恐らくここが一番の難関。と言っても簡単です。


やろうと思えばここまで奥に(エンジン側に)スプロケは入れることができてしまいます。

しかし心配無用。プレート側の溝の位置関係から、この状態ではプレートをボルトで留められないようになっています。シャフトの手前側にスプラインが切れている溝がありますが、そこでしかプレートは回転させられません。なので、その場所までスプロケを手前側に持ってきてそこでプレートを少し回転させて固定します。


この位置。プレートを入れただけだとボルトのネジ穴に合わないように設計されています。なのでここでプレートを少し左側に回転させます。


これでネジ穴と合ってボルト留めができます。

この10mmのボルトを締める際は、そのまま締めると後輪が後ろに回ってしまうため、何かで固定しましょう。私は息子に後輪ブレーキを踏んでもらいました・・・ってあれ?1速で固定できなかったっけ??要確認。
このボルトは交互に2~3回に分けて締め付けます。
指定トルク:12Nm
※12Nmは擬音で表現すれば、「キュッ」くらいです。レンチの長さにもよりますが。全く「強く締める」というのとは程遠いので、締め過ぎに注意が必要です。

「なんかちょっと純正よりガタつくんだよなぁ」ってやっている図です。恐らく問題なし。

完成!

チェーンガイドについて

向きは間違いようがない


これが正解。逆につけようとすると、


穴の位置が合わないので自分が間違えていることがすぐに分かります。

チェーンガイドは15Tなら(ギリギリ)そのまま純正が使用可


き、際どい・・。


当たってね?


下から。


正面から。こ、これは・・。

当たっているように見えますが、実はチェーンのプレート部分は際どいですが、ガイドが通るローラー部分は数ミリ余裕があります。もしかしたらスプロケやチェーンが摩耗してきて左右に動くようになると、ガイドに当たるかもしれません。

また16Tの場合は、15Tでこの状態だと望み薄でしょう。社外品を買いましょう。


交換後1500km程度走行後の状態を見ても、削れたりした形跡はありませんでした。

スプロケカバー、プレート(ヒールガード)、チェーンカバーを戻す

取り外したのと逆の手順で、

スプロケカバー→プレート(ヒールガード)→チェーンカバーと取り付けて終了。チェーンガイドを忘れずに。

交換後のインプレ

交換してから九州ツーリングなどで、1500kmほど走行しました。

結論としては、交換してよかったです。鈍感な私でも分かるくらい各ギヤの回転数に対するスピードの伸びが良くなり、それでいて加速に不足はありません。むしろ加速などはこちらのほうがしっくりくるくらいです。

最高速に関しては試していないのでよく分かりませんが、巡航速度付近でのエンジンの喘ぎや振動はある程度抑えることに成功しました。

しかしやはり上り坂はきつい。坂が長いとどんどん減速します。また、二人乗りを多用しており二人乗りでも坂を上るのですが、近所の坂では50km/hちょいが限界です(十分?)。

燃費は回してしまうためか期待していたほど向上しませんでしたが、参考までに通勤で50km/L行かないくらい、九州ツーリングでは一度だけ60km/Lを割っただけであとはすべて60km/Lオーバーでした。

そのうちまた気が向いたら14Tに戻してみて違いを確認できればと考えています。

おわり

 

 

 

 

 

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