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センターロック式のホイールに6ボルト式のディスクローターを取り付ける-機械式ディスクブレーキの調整

自転車

こんにちは、しまちゃんです。

この週末に、Wiggleから届いたPro-liteのセンターロック式のディスクホイールに6ボルトタイプのディスクローター(Vitus Substanceに最初からついていたもの)を移植する作業を行いました。今回はその様子を見て行きたいと思います。

なお、新規にセンターロック式のディスクローターを購入してもよかったのですが、金額面などを考慮し移植という手段に落ち着きました。

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作業の大まかな流れ

今回の作業の大まかな流れは以下の通り。

  1. Vitus Substanceのホイールからディスクを取り外し、掃除
  2. ディスクブレーキローター変換アダプター(SM-RTAD05)を使用して、センターロック式のPro Lite – Revo A21Wに上記1.で取り外したディスクローターを取付け
  3. カセットスプロケットの移植(取り外し及び取付け)
  4. タイヤ等取付け
  5. 機械式ディスクブレーキの調整

今回使用した工具など

今回の作業では、いつもの手持ちの工具の他、数点買い増ししました。

トルクスビット、ソケットなど

トルクスの工具は、ブレーキローター取り外し(T25)と変換アダプター取付け(T15)で使用した。


こちらはトルクスのビットセット。安心の台湾製。メイクマンで購入。電動工具用だが、Vesselの220Wに差して使用。実はT25のサイズはソケットを購入していたのだけど、後から変換アダプター用にT15が必要なことが分かり追加購入。


何かAmazon高いぞ・・。


これが220W。昨年の九州ツーリング前に購入したんだけど、ビットが隙間なくカチッとはまってくれてなかなかいい。ノートPC解体用に小さなサイズのドライバービットも購入した。


当然このビットも寸分の隙もなくキレイにはまってくれて気持ちがいい。結果的に、このT15はソケットではなくドライバー形式でよかった。アダプター側のトルクスボルトの締め付けトルクが非常に小さいため(後述)。


こちらは最初に購入していたT25のソケット。ブレーキのローターに使用。結果論だけど、こちらはドライバーのビットではなくソケットで正解だった。外すのが結構固く、力がかからないドライバーではなめていたかもしれないので。

ホローテックⅡ BBユニット取付け工具(TL-FC32)

なぜBB用の工具が必要なのかと言えば、アダプターを締め付けるのに使うため。共用なんだね。持っていなかったので買い増し。


この工具、この先使用することはあるのだろうか・・。そんな自転車工具、たくさんあります。

ディスクブレーキローター変換アダプター SM-RTAD05

なんか必要らしいので購入。05と10の違いは不明。前後用に2個購入。


こんな感じの構成。ネジ(ボルト)が小さいので紛失に注意する。


ロックリング。締付トルクが印字されている親切設計。ちなみにこの締付けに上記BBユニット取付け工具を使用する。40Nmは結構な力。車のホイールのボルトの締付トルクの半分弱、セロー(バイク)のオイルのドレンボルト締付トルクの2倍。右側に見えるのは金属製のワッシャー。


こちらが変換アダプター本体。


ボルト(というかネジ?)非常に小さい。サイズはT15。ローターの締付けはこちらがメインではなく、ロックリングが主に担っているということなのだろう。

ていうか、なんで夜中にShimanoの部品をちまちま説明しているんだろうか。自分でも分からない。

カセットスプロケット取り外し用工具類

真ん中のチェーンが付いた工具でカセットスプロケットが空転しないように固定し、上のフリーホイールリムーバーで左回転させてカセットスプロケットを外す。

今セットで売ってんのね。


私はフリーホイールリムーバーは別になっているものを持っている。撮影用に工具を漁っていたら、このサイズのソケット(右側)も持っていることに気が付いた。わざわざやりづらいモンキーで作業してしまった。

いつもの工具類


ラチェットハンドル、クイックアダプター、ヘックスソケットなど。今回はエクステンションも使用。今回もこれらが大活躍。なぜか自転車整備の記事などを見るとあまり使用されていないけど、ラチェットハンドルは絶対おすすめ。ヘックスのソケットは今回3mm(ブレーキ調整用)と5mm(ブレーキ取付けボルト用)を使用。

これおススメするの何度目や・・。KTCより安く、手に馴染む、本当におススメの日本製品。

これも紹介するの何度目や・・。本当に便利。何で自転車整備する人みんな持ってないん?

実際の作業工程

工具の紹介だけでだいぶ長くなってしまったが、実際の作業を見て行きます。

ディスクローターの取り外し

Vitus Substanceのホイールについているローターを取り外しにかかります。
最初はトルクスビットで取り外しにかかるも・・。


うん、無理!なめそうなので、さっさとソケットに選手交代。購入していてよかった。

この・・・、道具が仕事している感じ・・・!最高です!(変態)


うん、固い!というより、この粘り気がある独特の固さはネジロックが効いている固さ。おかげで最後まで重い。途中から電動工具でも良かったか。


最後の方になると油断して「ズルっ」と行きそうになる。まさに、なめてるとなめる。最後まで気を抜けない。しっかりと先端を差し込んで慎重に回していく。1本でもなめると、取り外し不能となる。


やっと外れた。まず前輪のみ作業。


パーツクリーナーで適当に掃除。あまり汚れていない。

新ホイールにディスクを移植

新しいPro-Liteのホイールに外したディスクローターを、変換アダプター「SM-RTAD05」を使用して移植します。ポイントは、マニュアルがあるものはマニュアルに絶対服従です。特に足回りは。私マニュアル人間なので。

SM-RTAD05のマニュアル
探すのに難儀した。こちらの13ページ~に記載。

変換アダプターの取付け


変換アダプターをハブ(溝)に取付ける。変換アダプターはこのように、Shimanoの文字底部をハブ側に。アダプター本体の平たい側がディスク側となります。

ボルトで仮止め→右にローター回す→ボルト本締め


ボルトで仮止めした後、ブレーキローターを時計回りに回します(理由は不明)。


めんどくさいので本家マニュアルから借用。ボルトを締める順番は(これは整備関係には共通事項だけど)、図のような順番で。均等に力がかかるようにするため。

締付けトルク:2~4Nm
締付けトルクが非常に小さいので、なめないようにドライバー系でやった方が無難。

ワッシャーをセット


こちらのギザギザの面を上にしてセット。
この時点では乗っているだけ。

ロックリングで締め付け


ロックリングを指で締まるところまで締めて、工具(TL-FC32)で締め付ける。


このTL-FC32だけど、薄いので作業がやり易かった。※ロックリング自体が非常に薄いため。

締付けトルク:40Nm

とりあえず前輪は完成。

仮組み

とりあえずフロントが完成したので、車体に取り付けてみる。この時点ではちゃんと入るのか全く分からなかった。


意外と普通にすんなり入った。心配だったのが、ディスクローターのブレーキに対する(車体に対して)左右の位置関係。規格のようなものがあるのか分からないが、すんなり入ったのでだいたい決まっている模様。


しかしやはりすんなりとはいかない。ホイールを回してみると、純正よりも強めに引っ掛かりがある場所がある。純正の時は我慢できるレベルだったけど、これは確実に走りに影響が出るレベル。ブレーキを調整せねば。

機械式ディスクブレーキの調整

バイクの油圧式のディスクブレーキは何度も扱った経験があるけど、機械式のディスクブレーキの調整は初めてなので以下のサイトが非常に参考になった。

ワイヤーを外す


付属のブレーキ本体は「TRP Spyre」というもの。まずはこの5mmのボルトを緩め、ワイヤーを外す。

上下固定ボルトをはずす


次にこの、車体に対して左右に位置決めをしているボルトを上下緩める。かちゃかちゃと、指で動かせるくらい。写真では分かりづらいけど、ここの固定ボルトは左右に対して調整幅があり、任意の位置で固定できるようになっている。なお、左側に見えるボルトは外さなかった。

ブレーキパッド位置調整ボルトを締め切り→少し戻す


ブレーキパッド位置調整ボルトを左右共に3mmのヘックスで一旦右回しで締め切り、パッドを押し出すことによりローターを完全にロックさせる。


今回はこのエクステンションが役に立った。車体右側からだとスポークが邪魔でアクセスしづらいので。

その後、左右共に数回転分左回しでパッドを少し戻してやり、ローターが動く程度まで再調整。

ちなみに、この工程が一番難儀しました。一旦ボルトを左右共に締め切ってローターをロックさせた後、戻す分量が分かりづらい。私の場合、なかなかロックが解除されずに結構戻したり、またロックさせたり。しまいには、車体左側のボルトがいくら右回ししてもロックされなくなったり。最終的には何とかいい感じに収まってくれました。

ブレーキワイヤーの再固定

しっかりとブレーキワイヤーを引っ張った上で再固定します。力づくで引っ張る必要はないけど、経路のどこかで弛みがあると失敗します。今回私の場合、どこかで引っ掛かっていてワイヤーが出きっておらず一回失敗しました。

この場合、ブレーキレバーを握ると、いったん力がかかったかと思うとすぐに「スカっ」と握れてしまうので始めは何が問題なのか分からず。レバーが内部で壊れたのかと思った・・。

ブレーキレバーを握りつつボルトを固定


ブレーキレバーを握りながら、上下のキャリパー固定ボルトを少しずつ締めていき、固定。実際にはこの工程でパッドとローターの面(位置関係)が合わせられている。

最終調整して完了

最後にホイールを空転させ、パッドとローターの擦れる音がしなくなるまでパッド調整ボルトを少しずつ緩めて完了。


いつの間にかタイヤも履かせて前輪が完了!以前は微かに擦れていたのが完全に無くなってよかった。

【2020.6.21追記】
後述しますが後輪も調整が必要でした。この調整は結構大変で、特にいわゆる「片効き」を修正するのがリムブレーキに比べかなりシビアです。

これはリムブレーキと違い、ディスクブレーキではパッドとローターの隙間がキャリパー内部に隠れているため見えずらいことに加え、隙間自体も結構クリアランスが小さいことによります。

またこのブレーキキャリパーはディスクローターを片側だけでなく両側からパッドで挟むタイプのため、両側のパッドがちょうど真ん中の位置でローターを挟んでやるよう調整する必要があります。でないとブレーキを効かせた際にローターが若干歪み、音鳴りの原因になります。※今回は(特に後輪は)完全には真ん中に調整ができませんでした。

リヤのスプロケの移植

さて、前輪が終わったところで、より面倒くさいリヤに取り掛かる。ディスクローターは前輪と全く同じ作業だけど、リヤにはスプロケの移植という大仕事がある。面倒くさい。


後輪は比較的きれいだった。


作業のしやすさを考慮して最初にタイヤを履かせる。しかしこのタイヤ、固い。


あれ?なんか違う?数年に1度しかやらない作業で向きが分からず。


がぁっ!危険(妻撮影)。いや、マジで力がかかっているので危ない。この工具チェーンついてるし。


こちらが正解の図。なお、かなり固く締め付けられていた。ここはスピンナハンドルとソケットを使用してやった方がよかった。


やっと取れたよ・・。40Nmが規定トルクみたいだけど、そんなレベルじゃなかった。


掃除。なんか粘度の高いオイルのカスがへばりついていてパーツクリーナーでも落ちなかった。あまり丹念にやる気力もなし。


このスペーサーをフリーボディに忘れずに取り付ける。


溝を合わせてカセットスプロケットを装着。


ロックリングを装着。締めるのは楽。

ロックリング締付トルク:40Nm

やっと完成した。

完成、そして・・

始めはこのホイールは似合わないと思っていたけど、タイヤを付けてみるとこれもこれで意外とカッコいい(自画自賛)。黒と白のコントラストが良い感じ。クロモリロードっぽくなった。相変わらず重いけど。
なお、後輪のブレーキキャリパーの調整は一切不要だった。不思議。気持ちよく「カチャン」とハマってくれて、クリアランスもいきなり最適だった。擦れもなし。本当に不思議。
【追記】
後輪のブレーキキャリパーは、ホイールの回りが僅かに悪かったので再確認すると、擦れていました。調整に結構苦労しました。

タイヤが・・


おかわりいただけただろうか・・。


いわゆる、「ビードが上がっていない」っぽい状態。バイクでは経験あるけど、自転車では初めて。

面倒臭いのでまだ修正していません。走りに行く前に修正せねば。

 

おわり

 

 

 

 

 

 

 

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