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第二種電気工事士技能試験2020年(2024年)候補問題No.6 「思わぬミス!&露出型コンセント」の巻

第二種電気工事士

こんばんは、しまちゃんです。

さて今回も第二種電気工事士技能試験(2020年下期)の練習(と動画編集)を続けて参ります。
今日は候補問題のNo.6。初めて3路スイッチと露出型コンセントが出現しました。この両方でまたミスを犯してしまったので、その内容も含め見て行きます。

こんなんでホントに合格できるんだろか・・。

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2020年(2024年)候補問題No.6

※2024年(令和6年)も同一問題です。

あれ?ここにきてシンプルになった?と思ったら、下のスイッチは3路スイッチです。ただそれ以外はとてもシンプルなので、3路スイッチの結線方法を理解してしまえばそう難しくありません。

3路スイッチの結線

3路スイッチは必ずペア(または3路スイッチの間に4路スイッチを挟んでいる場合も)になっており、1つではありません。

基本的に間に何個4路スイッチを挟もうが、負荷(蛍光灯など)を2か所以上のスイッチからオン・オフさせたい場合は両側には3路スイッチがあります。2か所なら3路-3路、3か所なら3路-4路-3路、と言った具合です。

3路スイッチの結線ですが、必ず片側の0番には電源からの非接地側配線を結線し、もう片方の0番には負荷側へ行く配線を結線します。残りの1番と3番(なぜ2番がないのかは不明)はお互いに同じ番号どうしで結線すればOK。もちろんジョイントボックス経由ですが。このルールさえ覚えれば全く問題ないと思います。

詳しく複線図で見て行きます。

候補問題No.6の複線図


複線図で見るとより3路スイッチの配線がハッキリします。電源からの非接地側線(黒線)は右側の3路スイッチの0番(とコンセント)につながっているだけです。

考え方としては、3路スイッチ(と4路スイッチ)のセットすべてが、大きな一つのスイッチとして動作していると考えると分かり易いかと思います。

左側の3路スイッチの0番からは各対応する負荷に接続します。

なお今回は左側(A)が差込型コネクタ、右側(B)がリングスリーブによる接続です。

施工のようす


こんな感じで素材を準備。

というか、動画編集の方が大変・・DaVinciが落ちまくる!

今回は技能試験云々よりも、動画の編集で死にそうになりました。

落ちまくるDaVinci Resolve(フリーの動画編集ソフト)を小まめにプロジェクト保存しながらごまかしごまかし動画編集作業を続けていたのですが、作業開始から2時間後くらいに突然保存していたプロジェクトが開かなくなり、すべて無駄になってしまいました。

再度やり直しをしたのですが、また途中で死亡・・。

結局原因はSSDの容量不足でした。この辺の理屈はよく分からないのですが、DaVinci Resolveは編集作業をすればするほどCドライブにも動画(多分編集用の)を保存しているみたいで、それがただでさえ少ないSSDの容量を圧迫していたのでした。自分は動画はバックアップ用のHDDに保存しているので気付くのが遅れました。

結局、GTA5をアンインストールしたりいらないファイルを削除したりして何とか終了できたのでした。ていうか作業終わったらまた容量少なくなってるし・・。

今回の施工のポイント

今回の施工のポイントは、もちろん露出型コンセントと3路スイッチなのですが、両方とも(致命的ではないにしろ)ミスをしました。

露出型コンセント


初めての施工となった露出型コンセントですが、軽い気持ちで余裕をかまして碌に調べもせずにランプレセプタクルと同じ寸法(ケーブルシース50mm、絶縁被覆20mm)で施工したら、ケーブルシースがしっかりと内部まで入り切りませんでした。


裏もこんな感じ。ちょい足りない。本当は30mmくらいがいいみたいです。

しかし、それは別にしてもこの露出型コンセントは結線がランプレセプタクルと違い、より内部に余裕がないためか難易度高めです。ねじ止めが難しいです。余った電線で練習が必須です。

3路スイッチ


3路スイッチは難しいことは特にないのですが、今回はケーブルの長さを誤って切断してしまいました(左側)。


150mm必要なところ、110mm程度しかない。右側は問題なし。

引掛けシーリング


引掛けシーリング自体に難しいところはないのですが、最近このようにケーブルシースを剥く際に絶縁被覆を傷つけてしまうことが多くなりました。なんでだろう?芯線が見えてないのでセーフだと思うけど・。

完成・・・かと思いきや・・!


大きなミスはあまりなく、34分くらいで終了。今回も目標の施工のみ20分台には届かず。


今回も差込型コネクタは1.6mm線なので問題なし。


あれ・・・?


切り忘れとるやんけ!欠陥じゃ!

今回の教訓

  • 露出型コンセントのケーブルシースは30mm剥き、絶縁被覆20mm剥き。
  • 慌てずに寸法を確認する。
  • 最後の基本的な確認(差込型コネクタの差込不足確認、リングスリーブの末端処理確認)を怠らない。
  • 絶縁被覆は傷つけないよう気を付ける(一発欠陥事項)。

参考資料

自分が受験したときに購入した技能試験の練習セットはもう販売されていませんが、購入を検討されている方は以下の練習セットで十分だと思います(※工具は別途購入する必要あり)。

ケーブルシース及び絶縁被覆の剥ぎ取り寸法(参考値)

※必ず実際の器具の剥ぎ取り寸法を確認してください。

ケーブルシース 絶縁被覆
電線どうしの接続(リングスリーブ) 100 20
電線どうしの接続(差込形コネクタ) 100 12
ランプレセプタクル 50 20 のの字曲げ
引掛シーリング(角型・丸形) 20 10
片切スイッチ 100 10
3路スイッチ 100 12
4路スイッチ 100 12
端子台 50 10
ホタルスイッチ 100 12
パイロットランプ 100 12
埋込形コンセント 100 10
露出形コンセント 30 20 のの字曲げ
2口コンセント 100 12
20A接地極付コンセント 100 12
EET付コンセント 100 12
配線用遮断器 50 10
ボンド線 20 のの字曲げ

リングスリーブのサイズの覚え方

覚え方のひとつとして。私の覚え方です。

電線の直径に対応する断面積をまず覚えます。
電線の直径1.6mm→断面積:2㎟
電線の直径2.0mm→断面積:3.5㎟
これ一生暗記!そして、断面積が8㎟以下であればリングスリーブが「小」、それを超えたら「中」と覚えます。※「大」は出題されません。なので、
1.6mm4本→2㎟×4本=8㎟なので「小」
2.0mm2本と1.6mmが1本→3.5㎟×2本+2㎟×1本=9㎟なので「中」
1.6mm2本と2.0mm1本→2㎟×2本+3.5㎟×1本=7.5㎟なので「小」

おわり

 

 

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