こんにちは、しまちゃんです。
先ほど第二種電気工事士技能試験を受験し終了、帰宅しました。特に大きなミスもなく、無事完成させることができて一安心と言ったところ。帰宅後に再度チェックをしてみましたが、自分が作った作品を思い出しても結線や接続等にミスはなかったと思われます。
というわけで、全体的な試験の流れなどを見て行きたいと思います。
会場
会場はコンベンションセンターという、東京で言うところの「ビッグサイト」のような巨大なイベント会場で行われました。
人が多い・・
巨大な展示場に入るとA~Fに内部でブロックが分けられており、指定の席に着席。割り振られた受験番号を見ても下4桁が0001~0540まであるので、500人以上いる計算。簡単に目測で計算しても400人以上はいたかと思います。沖縄だけでこんなに電気工事士になるんか・・。
なお、おっさん率高め。自分含め。95%以上男子。(工業)高校生もちらほら。
座席について
座席は通常の会議室にあるような横長の会議テーブル。これに二人着座。今回自分の場合は右となりに受験者がいました。周りの受験者とも距離が比較的近いため、斜め前の人などの作業内容はイヤでも見えてしまいます。
気になったのはその狭さ。奥行が実測44cm~45cmほどしかないため、普段から広い場所で練習をしていると当日焦るかもしれません。自分は工具入れやゴミ袋、材料が入っていた段ボール箱は机の下に降ろし、また幸い右側の受験者との間にスペースがあったので、そこに使用する工具や材料をまとめて置いて作業を進めました。
基本的に作業中はゴミ(シースの殻など)はその辺(工具を置いた場所ら辺)に放置。これについては後述します。
会場は換気のためドアを開けっぱなしで試験を行ったため、最後の待ち時間は寒かったです。自分の席が一番後ろの方だったこともありますが。
技能試験
技能試験は始まるまでに結構準備というか、説明やマークシートの記入(名前と受験番号の記入)なども多々ありなかなか本番がスタートしません。
問題用紙の配布
写真票の回収などの後に、問題用紙が配布されます。問題用紙は開いて中を見ることはまだできません。しかし、、、
表面の材料の一覧でバレバレ・・。これ「端子台(自動点滅器の代用)」とあるということは、最後にやったNo.13やんけ!No.7とかじゃなくてよかった・・。
なお、試験地によって(または曜日によっても)どの候補問題が出題されるかは異なるようです。
うっすらと端子台の図も裏写りしてるし。この時点で、端子台の結線方法が瞬時に頭に浮かびます。「上から黒線、白線2つ、黒線だったよな・・」
それ以外の部分は忘れたけど、ほぼ問題なかったはず・・。
あ!VVRケーブルだ!ということは、シース剥くのにナイフとニッパーも準備しとこ・・。などなど。
また、No.13ということは電線管もないため、ウォーターポンププライヤもこの時点でしまってしまいました。
材料の配布
材料は段ボール箱に入って配布。しかし、すぐに開けてはいけないと厳しく言われます。試験開始前(何分前か忘れた)にやっと許可が下り、箱を開け、まずは受験番号札に名前と受験番号を記入。それから材料のリストと中身があっているかの確認をします。
VVFケーブル1400mmの確認中に右となりの人をケーブルで突きそうになる・・。長いんだもん。
試験開始
練習でやってきたものと問題用紙はほとんど同じため、あまり細かく確認せず。
自分の場合、これまでの失敗はほとんど接続ミスに起因するため、意識して複線図は大きめに描き、混乱しないように注意しました。No.13ではそこまで問題にならないですが。
とは言え、右側の端子台に行く電線がクロスしてしまった・・。いつも描いてるリングスリーブのサイズは描き忘れた・・。今回は左がリングスリーブ、右が差込型コネクタでこれも練習と全く同じ。
今気付いたけど、長さの指定も練習とまったく同じだった。
ゴミ袋の置き場に困る
支給されていたゴミ袋ですが、置き場所に困りました。机上は狭いため置きながらの作業は出来ず下に置くことしかできませんでしたが、テープで机のふちに貼って自分の体の前に垂らしている人がいて、真似したくなりました。テープ持ってなかったけど。
結局自分はゴミはずっと放置して作業を進めました。
作業終了
結局、ある程度慎重に作業を進めたにもかかわらず、終わってみれば自己最速の速さで終了していました(複線図を描く時間を入れても25~26分くらい)。余った時間は形を整えたり、電気の流れをもう一度確認したり、結線・接続を確認したり。
試験終了
試験終了後は、退出できるまでかなり待たされました(15分くらい?)。また筆記試験の時とは違い、途中退出も許されません。
全体的な感想、アドバイスなど
初めての第二種電気工事士技能試験でしたが、比較的落ち着いて作業を進められたかと思います。これはやはり、候補問題No.1~No.13をすべてしっかりと練習し、自分なりの弱点や失敗し易い箇所を洗い出すことができていたからだと思います。
そしてその弱点や失敗し易い箇所は重点的に何度か繰り返し練習することによって、ある程度自信をつけることができました。自信がつくと、本番でも焦りや緊張を減らすことができ、結果さらにミスを減らすことにつながります。
なお、個人的にですが、(当然ですが)練習しなければ絶対に合格はできなかったと思います。例えば、普段結構バイクをいじったり電装品の作業もするわけですが、だからと言って技能試験用に手が慣れているわけではありません。また、どこでミスをしがちか自分でも作業を実際にしてみないと分からないところがあるため、これをハッキリさせるにはすべて候補問題を通すしかありません。
なので、今後電気工事士の技能試験を受験する人に私がアドバイスをするとすれば、以下の通りとなります。
- 必ず練習はすべての候補問題を通すこと
- 候補問題は40分という時間制限で最終的にできるようになればいいが、さらに重要なのは自分が「何が不得意」で「どこに躓きやすいのか」を把握することが一番大事。意外とYoutubeなどの解説などではスイスイ進めているところに自分の弱点があったりします。
- 正直、あまり弱点がなくなれば40分という時間制限はあまり気にせずとも勝手に早く終わるようになります。逆にこれまでの練習で時間オーバーとなったケースのほとんどがミスによるものです。
- 技能試験は手作業なので、最大限手を慣らしておくことが肝要。知識があっても試験中に手が思うように動かないと、時間が非常にかかってしまいます。なので、できる限り練習は試験日直前まで続けましょう。
偉そうに色々書きましたが、不合格だったらすみません・・。
おわり
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