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第二種電気工事士技能試験2020年(2024年)候補問題No.12 「PF管の施工」の巻

第二種電気工事士

こんにちは、しまちゃんです。

続けてきた第二種電気工事士技能試験の候補問題の練習ですが、いよいよ終わりが近づいています。試験まで残すところあと1週間となり、手の動きが鈍ってしまわないよう2週間ほど時間調整をして昨日久しぶりに作業を行いました。

昨日は立て続けに2つ(No.12と13)を作業し終わっているので、候補問題の練習はすべて終了しています。

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2020年(2024年)候補問題No.12

※2024年(令和6年)も同一問題です。

候補問題No.12の特徴はPF管を使用するところですが、その中に通す電線もケーブルではなく電線です。しかしそれ以外は取り立てて特徴らしい特徴はありません。落ち着いて作業を行います。

また、アウトレットボックスも使用するため本番であれば電工ナイフによるゴムブッシングの穴あけ作業も付随します。今回は小さい方(19mm)のゴムブッシングの余りが1個あったため、これだけは作業を行っています。

候補問題No.12の複線図


複線図自体はあまり特別なものではなく、粛々とルールに基づいて描き、施工していきます。右側のスイッチとコンセントの箇所の配線が唯一気を付けなければならないポイントですが、これまでのものと比べれば大したことはありません。

施工のようす


最初で最後のPF管の施工。PF管は、蛇腹の方をしっかりとコネクタに差込み抜けないように注意する必要がありますが、それ以外はねじなし電線管よりも作業自体はやり易いかと思います。

黒いIV(Indoor Vinyl)線は100mm余分に支給されていて、スイッチーコンセント間の渡りに使用します。

詳細は動画をご覧ください。


今回の施工時間は28分35秒でした。最近はコンスタントに30分を切ることができるようになってきました。久しぶりの施工にしては上出来。というか、ミスをしないことが技能試験では生命線となります(自分の場合)。


差込型コネクタの挿入もOK。


リングスリーブを施工する際、最近はサイズにかかわらず強く握ることを心掛けています。以前「中」の刻印が付かないということがあったため。

第二種電気工事士技能試験2020年(2024年)候補問題No.9 「圧着マークがつかない」の巻
こんばんは、しまちゃんです。 今回は、先日連続で作業したうちの一つ、候補問題No.9の作業を見て行きます。施工自体はあまり複雑ではなかったものの、思わぬ落とし穴が待ち受けていました。というか、ここで気付いておいてよかったよ・・。 2020年...

 


ただ、「すべての電線がしっかりとリングスリーブ上に出ている状態」についてはあまり確認していません。圧着工具で圧着する際に当然確認しながら作業を行っているためです。

電線の接続に仮止めは必要か

最近の施工においては、私個人としては仮止めをしないようになりました。これは単に面倒臭いのと、時間短縮のためです。

もちろん一番の理由は「仮止めをしなくても大丈夫になった」からです。仮止めをしなくてもミスをしないようになったのが一番大きい理由です。ミスを防ぐために行う仮止めなので、ミスをしないのであれば必要ありません。

ただこれはケースバイケースで、本番のように焦った、緊張した状況下で施工する時はした方が良いのかもしれません。また、以前ミスで失敗している3路スイッチや4路スイッチの施工時は、狭いアウトレットボックス内での施工でより接続が複雑となるため、した方がいいのかもしれません。

絶縁被覆のダメージが気になる・・


これは以前より気になっていたことですが、ケーブルシースを剥く際に、使用しているホーザンのストリッパーP-958はまれに絶縁被覆を傷つけてしまうことがあります。これは自分のやり方が悪い部分もあると思いますが。

このため、最近ではストリッパーで切込みを入れたケーブルシースはそのままストリッパーで引きはがすのではなく、ストリッパーを一旦机上に置いて手で剥いています。面倒臭いけど。※力を抜いた状態でストリッパーで引きはがしてもやはり傷がつくときがあります。

PF管の施工


PF管の施工に難しいところは特にありませんが、蛇腹部分が抜けないようにしっかりと差し込みコネクタ部分のネジを手で締めるのを忘れないことと、ボックス内のロックナットをウォーターポンププライヤで押さえつつ手でコネクタ部分を増し締めすることに注意を払う必要があります。

また、PF管のボックスコネクタは電線管の両端に取り付ける指定で出題されることもあるらしいため、この場合は管の両側にコネクタ部分を取り付けます(ねじなし電線管の場合と同じ要領)。

今回の教訓

  • PF管の施工にちょっと注意が必要。ボックスコネクタを管の両側に取り付ける施工パターンがある。
  • 今更だけど、ケーブルシースをはがす際の絶縁被覆のダメージに気を付ける必要がある。

参考資料

自分が受験したときに購入した技能試験の練習セットはもう販売されていませんが、購入を検討されている方は以下の練習セットで十分だと思います(※工具は別途購入する必要あり)。

ケーブルシース及び絶縁被覆の剥ぎ取り寸法(参考値)

※必ず実際の器具の剥ぎ取り寸法を確認してください。

ケーブルシース 絶縁被覆
電線どうしの接続(リングスリーブ) 100 20
電線どうしの接続(差込形コネクタ) 100 12
ランプレセプタクル 50 20 のの字曲げ
引掛シーリング(角型・丸形) 20 10
片切スイッチ 100 10
3路スイッチ 100 12
4路スイッチ 100 12
端子台 50 10
ホタルスイッチ 100 12
パイロットランプ 100 12
埋込形コンセント 100 10
露出形コンセント 30 20 のの字曲げ
2口コンセント 100 12
20A接地極付コンセント 100 12
EET付コンセント 100 12
配線用遮断器 50 10
ボンド線 20 のの字曲げ

リングスリーブのサイズの覚え方

覚え方のひとつとして。私の覚え方です。

電線の直径に対応する断面積をまず覚えます。
電線の直径1.6mm→断面積:2㎟
電線の直径2.0mm→断面積:3.5㎟
これ一生暗記!そして、断面積が8㎟以下であればリングスリーブが「小」、それを超えたら「中」と覚えます。※「大」は出題されません。なので、
1.6mm4本→2㎟×4本=8㎟なので「小」
2.0mm2本と1.6mmが1本→3.5㎟×2本+2㎟×1本=9㎟なので「中」
1.6mm2本と2.0mm1本→2㎟×2本+3.5㎟×1本=7.5㎟なので「小」

 

おわり

 

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