こんばんは、しまちゃんです。
今日は朝起きると、なんと11時になろうとしていた。もういい加減早起きしたい。起きるのが遅いのはクセになってなかなか抜けない。その代わり、一度早く起きる癖がつくと勝手に早くに目覚めることができるようになる。明日から頑張るか。土曜日だけど。
さて、私はもう長いこと沖縄に住んでいて、終了間近の子育ての大半も自分の希望から沖縄で行ってきたわけだけど、沖縄(の人)についてちょっと理解しがたい部分がある、というのが今日の話。もちろん全員ではない。
最初にお断りしておくが、私は沖縄にはおろか友人自体ほとんどいないし、また、沖縄の人を悪く言うつもりは毛頭ない。ただ、沖縄が「そういうもの」なんだということをちょっと書いてみたい。多分、沖縄では私のほうが圧倒的に少数派だし「非常識」となるのだろう。なので、この記事は私の勝手な「常識」を押し付ける目的があるわけではない。
子どもを絶対に内地に行かせたくない親たち
これは私の仕事に関連した話。受験生のお父さんやお母さんの話なのだけど、かなり多くの受験生の親が子どもを内地(沖縄以外の日本を沖縄ではこう呼ぶ)の大学に行かせたがらない。「絶対にダメ」という親すらいる。もちろんすべてではないが。
これはなぜだろう。こと受験に関しては、当然のようにその生徒の進路、すなわち将来が関係してくるというのに。
例えば、これはちょっとリアルな例になってしまうが、ある生徒が看護師を目指しているとする。沖縄で看護が学べるところは、琉球大学、名桜大学、沖縄県立看護大学と、あとは県内に数校ある専門学校だ。大学はすべて公立の機関だが、内地に行けば私立の看護系学校が山ほどある。
ここで例えば、学力のため県内の大学等をすべて諦めなければならない生徒がいたとする。しかし、先日紹介したように、内地には山ほどより合格しやすい看護系の大学がある。
このような場合、親が「絶対に内地はダメ」と言ったらどうなるか。その生徒の将来看護師として働くという夢は完全に断たれることになる。親の希望だけで。看護師は、資格があればなることができるので、特に大学に拘る必要はあまりない。
ここで問題となるのは、親の希望を優先するか、子どもの夢を優先するかということだと思うのだけど、こと沖縄に関して言えば親の意見は絶対なようで、ほとんどの生徒は親の希望に従っている。つまりこのケースでは夢を諦めている(またはさらに浪人を重ねるか)。
私はこれは常々疑問に思っている。確かに親の意見も大事ではあるが、子どもの将来をつぶしてまで押し通す価値がある意見なのだろうか。私に言わせれば、そんなのは親のエゴ、自分勝手な希望の押し付けでしかない(失礼なのは承知)。もちろん親がそう言う理由は様々だ。
親が子どもを内地に行かせられない理由:経済面
これはある意味しょうがないと言える。沖縄は地理的にも内地とは離れており、必ず飛行機での移動が必要となるし、内地に大学に行けば下宿費用も馬鹿にならない。
しかし、である。現在は日本学生支援機構などからの奨学金(ほぼ借金と同義だが)や教育ローンも充実しており、超貧困層や、私立の医学科に行くとかでなければほぼ何とかなると場合が多いと思う。
親が子どもを内地に行かせられない理由:子どもを近くに置いておきたい
嘘のようで結構多い理由がこれ。あまりにも身勝手だと思う。子どもはお前のペットか。「かわいい子には旅をさせよ」とか、「獅子の子落とし」などという言葉があるが、一生沖縄に戻らないわけではないと思うので、少しでも(せめて大学時代は)一人で暮らし、勉強させる経験をさせられないのだろうか。
子どもの人生は子どもの物で、親の好き勝手にできるものではない、というのが私の持論。もちろん大学までは親は子どものスポンサーである場合がほとんどなので、口出しはするだろう。しかし、将来を絶つほどまでに口出しする権利は一切ないだろうと考える。
これまで接してきた(または生徒から間接的に聞いた)多くの親の立場が、単に「子どもに近くにいてほしい」と知って、軽くショックを受けている。
私は多くの親としっかりとこの問題について話したことがあるわけではないので、本当のところは良く分からない。もしかしたら何かもっと別の理由もあるのかもしれない。また、沖縄に限らず田舎のほうは「家を守る」とか、「仏壇を守る(これは全く理解不能)」といった理屈があるのかもしれない。しかし、決して所得の高くない沖縄県において、子どもを県内に縛り付けておくことはある意味貧困の連鎖を招く遠因となってしまうのではないだろうか。
子どもや「家」(やその他もろもろ)を守るという口実のもと、子どもに対する束縛が平然と行われている。
テキトーな業者さんたち
これは必ずしも悪いことばかりではない。なにしろ、何か作業をお願いした業者さんが、費用を請求しないことも多々あるから。嘘のような本当の話。
まあそんなことばかりではないが、業者の対応も結構してきた私が、沖縄の面白業者について書いてみたい。※ここで登場する業者さんは、やはりというか、あまり大きな業者さんではない場合がほとんど。ちなみにみんないい人(笑)。
約束を守らない
とにかく約束を守らない。「いついつに来ます」、という約束はまず守られない。というか、日時を約束することをあえて避けようとする。こちらも慣れたもので、もう怒ったりせずに「いつ来れそうですかー?」などと呑気に聞いたりする(しかしその電話も出ないことが多い)。ちなみにこのケースだと、電話せずに放っておくと完全に依頼がスルーされる。
かと思えば、夜の9時頃に来てチャチャっと作業をして帰り、一切請求しない業者もいる。なんなの・・。やったことに関してはちゃんと請求してほしい。
作業がテキトー
基本的に(偏見かもしれないが)あらゆる作業の精度や質がテキトー。特に建物関係に顕著。以前ダメになって雨漏りするドアを交換してもらったのだが、何というか、余計雨漏りしそうな仕上がりだった。
沖縄社会に蔓延る「こんなもんでいいだろ」感は、業者さんの合言葉なのか。
しかし、こんなことは責めてはいけない。こういうことは裏を返せば、自分も様々な場面で「こんなもんでいいだろ」で許されるということを意味する。沖縄は「お互い様の許しの社会」なのだ!まさにストレスフリー!朝11時に起きてもオッケー!!
許可をしていないのに勝手に作業をしている
これはちょっと怒ってもいいのではないだろうか。物事には順番という物がある。会社であれば、ある業者の作業に対して会社からまず金額等の決裁を正式に経た上で日程等を調整して、業者への依頼という流れとなるが、業者も慣れてくると(さすがに初めての業者はしないが)、勝手に作業を開始していたりする。いやいや、許可出してないよ!
会社が休みたい放題!
ホワイト企業も真っ青。まさにブルー企業。これは本当にすごい。私の知る会社だけかもしれないが。なお、これから「会社を休んだ人の休んだ理由」というのを思いつくだけ書いてみるが、私はこれを一切非難しているわけではない。上にも書いたが、これは裏を返せば、私もこのような理由付けでいざとなれば会社を自由に(?)休めるということだ。まさにホワイト企業だ!真面目な話、「内地」の企業もこのような状態を目指すべきだ。行き過ぎは困るけども。みんな働きすぎだ!
- 私用()で休みます。
これが一番多い。特に理由は言わなくてもOK。当日昼くらいにラインにて報告。 - 「ムーチー」を作るので休みます。
「ムーチー」は沖縄の伝統的な食べ物で、月桃という植物の葉に餅をくるんだもので、非常においしい。これは1月に家族で作るため(多分そんな感じ)、休まなければならない! - 法要で休みます。
これも多い。しかもなぜか連休となる場合が非常に多い。33回忌で週末と合わせて4日休みますとか。私は無宗教だけど、親族とは言え33年前に死んだ人間のために4日も休めるものだろうか(失礼)。 - 親が(子供が、その他親族が)〇〇なので休みます。
これは家族思いの沖縄の人らしい理由。逆に言えば、家族を持ち出せばいつでも休むことが可能。まさに免罪符。よくあるのが「親を病院に連れて行く」、「親の調子が悪い」など。言われたほうは、「そうか」としか言えない。 - 体調不良で休みます。
これは意外とあまりないが、この理由であれば100%休んでOK!お咎めなし。当然だ。特に診断書などは必要なし。ラインで当日に知らせればOKだ。
色々と書いたけど・・
悪口に聞こえたかもしれないが、私が結局言いたいのは「沖縄は人に優しい社会である」ということだ。家族に対してのみならず、よそ者のような私も「会社」という枠組みに入れば色々なことがことごとく許される。これは本当にありがたい。多分私にような使えない人間がこんなに長きに渡り会社員でいられるのもまさにこの「許し」と「癒し」が原因。毎日足湯に浸かっているようなゆるくて温い社会人生活を送っているのであった(実際は結構大変です)。
おわり
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