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セロー250 ハンドル周りの部品交換・カット・クラッチケーブル取り回しのやり直し

バイク整備

こんばんは、しまちゃんです。

 

今日の記事は昨日に引き続きハンドル周りの話。昨日の記事でも書いたが、ハンドルとグリップを交換した際に解決しなければならない問題が3つ生じた。放っておいても運転には支障がないが、どうせなのですべて一緒にやってしまおうと考えた。

セロー250 ハンドル交換の記録
こんばんは、しまちゃんです。 今日はセローのハンドルバー交換の記録を書いてみたい。今回もいつものようにあまり記録(写真)と記憶がない中での記事作成となるため、そこはご容赦頂きたい。読んでくれる人に何かしら作業のヒントなどがあげられればと思う
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ハンドルバー周りの部品交換の背景

作業日:2016年2月28日 走行距離:21,256km

半年前に行ったハンドルとグリップの交換の際、以下3つのトラブルが生じた。

  1. グリップが短すぎてクラッチホルダーがグリップに寄せきれない。
  2. 左スイッチボックス内部のプラ部品が破損。
  3. クラッチを完全にグリップにつけなくてもクラッチケーブルが突っ張る。

今回の作業は以上3つのトラブルを一気に解決する。

作業内容

以上1~3の解決のために行った作業はこんな感じ。

  1. グリップの交換(半年しか使用していないが)
  2. スイッチボックスの交換
  3. ハンドルカット及びクラッチケーブルの取り回し見直し

交換部品

グリップ

PROGRIP プログリップ:オフロード用グリップ #795
カラー:ブラック
エンド非貫通
材質:スタンダードラバー
長さ:120mm
内径(左右):22/25mm
\1,179(販売終了)

左側スイッチ(純正品)

部品名:スイッチ,ハンドル4
部品番号:3C5-83972-00
金額:\9,320

交換前の様子


これが前回の作業終了時点の写真。ここから作業を開始。

作業のようす

グリップの取り外し

前回と同じように、まずはグリップを取り外した。ほぼ力ずくで、たまにカッターやスプレーなどを利用して引っぺがしてゆく。これは難なくクリア。

ハンドルバーのカット

クラッチケーブルが届かないということは、つまりハンドルが純正よりも長いということになるので、単にカットしてしまおうと考えた。


こちら100均で買ったと思われるパイプカッター。これを利用してカットした。このパイプカッターの仕組みは、切断したい対象物をこの工具で挟んでハンドルを回して締め上げたら、パイプを咥えるところにある円形の刃と反対側のローラーを中心に、グルグル回していく。時々刃が食い込んだ分ハンドルをさらに締め上げそれを延々と繰り返すのみ。ゆっくりではあるが、確実にパイプが切断されてゆく。

刃の厚みが足りない

切断される、と思ったが、なんとハンドルのパイプの壁の厚みの方が刃よりも厚くて、最後まで切断しきれなかった。届かない残りの数ミリは、金鋸で仕上げた。

カット幅:両側15mm

クラッチケーブルの取り回し修正

キャブのオーバーホールの際にクラッチケーブルも一緒に交換したのだけど、その際に恐らく取り回しを少し間違えていた可能性がある。ただその時は純正のハンドルだったので問題が出なかったのだろう。ハンドルを交換して少し長くなると、ケーブルも長さが足りなくなり突っ張るようになってしまった。

上のハンドルカットとケーブル取り回し変更の2段構えでこの問題を解決してゆく。


上の図の赤丸部分を拡大。

縞々のラインがクラッチケーブル。赤丸のあたりから車体内に引き込むのだけど、この辺には通せる穴が数か所(2か所?)あった。最初はケーブルが下側を通っており、少しだけ遠回りする形となっていた。これを上側の穴から車体内に引き込むことにより、ケーブルの長さに少し余裕ができた。


写真を撮っているということは、これが正解だと思われる。下に見える蝶ネジは書類ケースを開ける部分。そのネジが付いている金属のパーツのところからクラッチケーブルを引き入れている。


車体内ではクラッチケーブルはスロットルケーブルの引き側と戻し側で挟むように配置して下におろす。


ここは今回触らなかったが、クラッチケーブル交換の際はこの中央に見えるケーブルを抑えるシルバーの金具の扱いが面倒臭かった気がする。

ハンドルカットとこのクラッチケーブルの取り回しのやり直しで、ハンドルを目いっぱい右側に切ってもクラッチケーブルが突っ張ってクラッチ操作が遠くなることはなくなった。作業はとりあえず成功した。

左側スイッチの交換


これが左側スイッチのケーブル。キーの右横から内部に入っている。

この左側のスイッチ、メインのリード線の先にはコネクターが3つついているのだけど、これらをすべてつなげるためにはタンク、メーター、ヘッドライトをすべて外さなければならず、非常に難儀した。また、配線の配置も非常にややこしい。


うーん、サービスマニュアルを見ても分かりずらい。


この2つのコネクター(白と黒)がスイッチの3つのうち2つのコネクター。


これは手前側からクラッチケーブルと、その後ろにクランプでまとめる左スイッチリード線(今回の作業対象)、クラッチスイッチリード線、フロント左ウインカーリード線、メインスイッチリード線がある。左スイッチのコネクターはこのさらに先(写真右手側)にあったのか。


今回の作業のためにここまでぐちゃぐちゃにしてしまった。

作業後の姿


かなり端折るけど、すべて元通りにして完成!グリップとスイッチの隙間もなくなり、クラッチケーブルの張りにも余裕ができた。何だかんだでうまくいった。1日かかったけど。

作業の感想

もうとにかく、あっさりと終わるだろうと思っていた分、余計にスイッチの交換作業に苦労した。今思い起してみてもリード線の取り回しを間違いなく行えたか自信がない。幸い今に至るまで問題は起きていないので、大丈夫だったのだろう。そう思うことにする。

 

おわり

 

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