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Vitus Substanceのステムを交換した

自転車

こんばんは、しまちゃんです。

 

今日はVitus Substanceのステムを先日到着していたより短めのものと交換する作業を行った。予定では苦労せずにチャチャっと終わらせてジョジョでも見るつもりだったのだが、思いのほか苦戦してしまった。だいたいいつも何か作業をすると思わぬトラブルが発生するのだった。

https://shimachansblog.com/2019-01-31_stem/
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ステム交換作業

ステムの交換作業には特段困難なところはなく、元々ついていたものを取り外し新しいものを取り付けるだけ、のハズ。径も一応計測、または確認済み。

古いステムの取り外し


こちらが元々ついているもの。余計な部品やサイコンは取り外しておいた。


これがオリジナルの角度と長さ。後で気付いたのだが、コラムスペーサーがステムの上に1個(5mm)乗っている。


トップキャップを外す。


ここで1番上のコラムスペーサーの存在に気付く。これ上にある必要あるんだっけ・・?


これはスターファングルナットだっけ?コラムの中で留まり(固定され)、アンカーの役割をしている。


ステム前側のボルトを外していく。


こういう時、このラチェットに取付けている早回し用のコマが非常に便利。強いトルクが必要な最初はラチェットハンドルで緩めて、後はこのコマを使って手で早回しできる。ちなみにちょっとした仮固定などで本締めほどではないが少しトルクが必要な場面でも重宝する。


やっと外れた。


ステムのコラム側のボルトも外して全体を取り外す。

新旧ステムの比較


横から。角度は同じ(-6度)ように見える。長さは上の新しいほうが20mm短い。


上から。古い方が全体的にごつい作り。

コラム径


写真では分かりづらいが、ほぼ29mmに近い値だった。いわゆる1 1/8インチという奴。

新ステム装着


横から。やはり角度はあまり変化がない。


上から。

ちょっとした問題発生-ガタつく


これはまだボルトを締めていないが、締めてもわずかに隙間が残る。また、当然だけどコラムスペーサーを上側(トップキャップのすぐ下)に移動して配置してもその上にはわずかに隙間ができてしまう。スペーサーとステムを合わせたトータルの高さが変わらないため。

結局トップキャップはそのまま締めたのだけど、何か変だ。前輪を持ち上げると、明らかにフォーク部分に「ガタ」がある。元々こんなだったか思い出せない。このままでもいいかな、とも思ったが、一応ネットで調べてみることにした。

ガタつく原因が判明

よくよく調べてみると、細かい理屈はよく分からないが、ステム、またはコラムスペーサーは、コラムに通した時にコラムの高さよりも上にないとだめらしい。上にないと、ボルトがフォークを引き上げる効果がないようだ。


図にするとこんな感じ。理想は図のように、ステムはコラムよりも下に通して、その上に最後のコラムスペーサーを配置しコラムよりもそのスペーサーの方が高くなるようにして、最後はトップキャップボルトを締め付ける。最後のコラムスペーサーの分十分な高さが確保できるため、トップキャップボルトを締め付けるとフォーク全体が持ち上がり、しっかりと締まる。ガタも出ない。しかし、締め付けすぎると今度はステアリングが重くなる。

この新しいステムはもともと付いていた古いものよりも大きさが若干小さいため、コラム部分の高さ自体も少し短かった。このため、隙間ができてしまった。

ということは、足りない長さを補うために新たにスペーサーが必要だ。

家中スペーサーを探しまくる

かつてアルミのGiant TCRに乗っていた時に、ポジションを低くするために抜いたスペーサーが何個かあったはずだが捨ててしまったかもしれない。本当に思い出せないまま、家じゅうを探してみたがなかなか見つからなかった。

最後の捜査で下駄箱と壁の間を照らしてみると・・。


埃まみれになったスペーサーを発見した!落ちてる!!


何とか回収して掃除した。色は赤いけどまあいいか。

作業完了


作業完了。このスペーサーを入れて十分な高さを確保したうえでボルトを締めると、しっかりとフォークが固定されて嘘のようにまったくがたつきが消えた。こんなのは自転車整備では常識なのかもしれないが、めったにこの辺は分解しないので私にはほとんど知識がなかった。


赤いスペーサーはステム上側に配置。意外とワンポイントになっていい感じかもしれない。


この部分にガタが出ていた。


上から。


サイコンを戻して終了!

明日は起きれたら乗りに行こうかな。

 

おわり

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