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九州ツーリング3日目-マミコウロードを堪能

バイク

こんばんは、しまちゃんです。

今日は移動が多い日となってしまって、あまり見所がない1日であった。しかしそれもツーリング。移動するからツーリングであり、同じところにとどまっていてはツーリングにはならない。今日は距離が長かっただけ。

昨晩が遅かったため、今朝は5時に起きて二度寝しようと思ったが、結局寝れずにそのまま6時前にのそのそ起き出した。

驚いたのは、あれだけ寒かったのに、フェリーよりもよく眠れたことだった。でもやっぱり寒かった。シュラフのインナーシーツを買っておいて大正解だった。ちなみにシュラフは春夏用。

朝は、フライシートの内側で昨日買っておいた菓子パンをコーヒーで流し込む。

朝飯をたべてしまったら、テキパキと片付けをして出発を少しでも早くする。出発が早い分1日の行動可能時間が長くなる。

フェリーで洗濯したシャツや靴下はバイクのハンドルなどにかけて一晩干していたのだけど、朝露がすごくて余計に濡れてしまった。

結局出発できたのはキャンプ客の中では2番目、8時の出発となった。今回のツーリングでは、朝は日の出も考えて7時出発を目標としている。

コスモス(?)がきれい。いいキャンプ場だった。

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えびの高原に向かう

今日の最終目的地は阿蘇の予定だが、途中はえびの高原とマミコウロードだけしか予定が入っていない。

ナビの目的地を「不動池」に設定すると、東向けのルートを設定してくれたのだけど、これがなかなか楽しい道だった。

ルートとしては、伊佐市から一旦国道268号線を南下し、その後県道448号線を東に左折し細い田舎道をだいぶ走り、吉松駅を過ぎて国道268号線に再び入って北上、その後京町温泉駅付近で県道53号線に入り霧島バードラインを目指す、というもの。走っている時はどこをどう走っているのかさっぱりで、後からナビを再設定して再度ルートを確認している。

この県道448号線は、朝の清廉な空気の中、森の中を進む道。まだ冷たい空気も、ジャケットを完全に冬装備にしたおかげで逆に気持ちがいい。

行くまでがすでにこんなに楽しくていい道なので、えびの高原への期待が膨らむ。


国道268号線鶴丸駅付近の県境。宮崎県えびの市に到達。


県道53号線、京町温泉駅付近。この日から、テントをクロスカブのヘッドライト上のキャリアに固定することにした。こうすることによりバッグ内に大分余裕ができた。ずっと晴れの予報なのでとりあえず大丈夫だろう。


途中の神社も趣があっていい。白鳥神社の横を通り過ぎる。本当に九州は気持ちのいい道が多い。

さらに山道を登り、不動池に向かう分岐までやってきた。この辺の標高は1185mということで、さすがに少し冷える。


なぜかピンボケ。

がしかし、不動池に後少しのところで、通行止めとなっていた。火山活動のためとのこと。Yahooのナビの道路情報には表示されていなかった。がっかり。どうするか土産屋さんでコーヒーを飲みながら考えて、結局遠回りでも、同じ道を引き返さずに一旦南下し(この道も走ってみたかった)、そこからナビを今日行きたかった「マミコウロード」の南側起点に設定することにした。

途中、大浪池にハイキングに行く観光客の車が数珠つなぎで駐車されていた。時間があればこの池も見たかった。

ナビを設定すると、100数十キロの距離が計算される。まじか..。途中、霧島温泉という観光地を抜ける。道路脇の至るところで蒸気がモクモクと噴煙のように上がっていた。

ここから、ひたすら走りに走った。県道53号線を北上し、国道268号線に再度入る。そしてかなり走って今日の出発地の伊佐市にやっとたどり着いたとき、また振り出しに戻された気分で少々心が折れた。あれ?この道なんか昨日通ったよね?

その後国道268号線をさらに休憩などをはさみながらひたすら走り続け、水俣市に到着。高速に乗れないため、国道3号線で八代市方面に向かう(ナビが高速に乗れとしつこい)。途中九州新幹線を見ることができた。

芦北町の「ファミリーマート芦北湯浦店」でカップラーメンを掻き込み一息つく。もはや観光をするとかいう精神状態ではない。

八代市を過ぎ、松橋あたりで国道218号線を東に折れる。もうマミコウロードの起点は近い。

やっとの思いでマミコウロードの起点近くまで到達したのだった。


…ってなんやここ...?

とんでもないところに連れて行かれる。ヤフーのナビアプリだと、マミコウロードの記載がないため、具体的な場所が分からない。

そこで、初めてGoogle Mapを起動して、マミコウロードを確認した。なぜかGoogle Mapにはちゃんと記載されている。

マミコウロード

やっと見つけたマミコウロードの入り口。期待が高まる。前情報では、かなり気持ちのいい道らしい。

うーん、最高。中速コーナーが続き、信号もなく、景観もすばらしい。天気がよければもっと気持ちが良かったに違いない。今日は途中から雲がかかってしまった。

しかし注意しなければならないこともある。

まず、特に南側起点すぐのところで道路の傷みがひどい場所があり、穴が空いている箇所がある。

バイクで穴のところを通ったらただでは済まない程度の大きな穴だった。

また、やはりバイク乗りには人気らしく、飛ばしているバイクも多い。特に右コーナーで、反対車線から中央線を割ってくるバイクには気をつける必要がある。今日も一度ひやっとした。

マミコウロードから坊中野営場へ

十分マミコウロードを堪能して、熊本空港近くの終点(多分)まで到達。阿蘇までもう少しのところまでやってきた。

その後国道57号線、県道299号線を経由して阿蘇に入り、最後は県道111号線の分岐を左(北)に折れて今日のキャンプ地である坊中野営場へと到着した。

明日のメインを待たずとも、十分に見応えがある阿蘇周辺。

結局今日は早めに3時半頃には目的地の「坊中野営場」に到着したのだった。

坊中野営場


大急ぎでテントを張り、買い出しに向かう。ここから北側に山を数キロ下りると国道57号線にあたり、阿蘇駅やスーパー、温泉などがある。私はスーパーの「えびすぱーな阿蘇店」で買い物を済ませた。買い物では、秘密兵器、ホッカイロ10枚入りも購入した。これで今日の夜は大丈夫だろう。

というか阿蘇は寒すぎだ。坊中野営場の標高は国土地理院の地図によれば688mほど。阿蘇山の中腹にあたる。

坊中野営場
・熊本県阿蘇市
・利用料:1000円(内訳不明/バイク込)
・バイク乗り入れ可
・トイレに紙なし
・風呂は阿蘇駅周辺で入る必要あり
・朝露がすごい(11月初旬)
・炊事場あり(食器用洗剤もある)
おススメ度:★★★★☆

買い出しに行ったり給油したりバタバタして、また遅くなってしまった。風呂は今日は諦めた。

今日の飯はステーキ(300円)といわしの缶詰とコーンスープ。持ってきた塩コショウと油は最低限の責務を果たしてくれた。ステーキは値段なりだけど、塩コショウが効いていておいしい。焼く前にカットしておけばよかったかな。

私がテントを張ったちょうど向かい30メートルほどのところにいた3名のグループの一人から、到着してすぐに声を掛けられた。「よかったら一緒に焚火にあたりましょう、今日は寒いから」とのこと。ちょっと嫌な予感がする。人付き合いは苦手な方だし、だからと言ってこの距離だと断ったり参加しないのも変な感じがする。ブログも書かないといけないしなぁ・・。

普段誰かに何かをしてあげるとか、「与える」ということをしていないと、「受け取る」ことに抵抗を感じてしまう。だっていつも「受け取って」ばっかりだから。これって大人としてダメだよなぁ。

しかし濃いめのチューハイをあおり、意を決して、晩ごはん後にこの地元九州の方三名のグループに近付き、焚火をご一緒させてもらった。ウィスキーや芋焼酎、地鶏の刺し身など、色々と頂いた。特に地鶏は生で恐る恐る食べたのだけど、プリプリとした身はニンニクと合い本当においしかった。腹いっぱいで残してしまい、それだけが心残り。バイクなどの話もはずんで、焚火に当たって体も心も久々に暖かい、楽しいひとときを過ごすことができた。ありがとうございました。

今日の寝床:坊中野営場(阿蘇市)

今日の走行距離:296km

おわり

 

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