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私が株でいかに大損をしたか

株式投資
日経平均 日足

那覇市 午後2時頃の様子

こんばんは、しまちゃんです。

 

今日の沖縄地方は、雲一つない秋晴れとなっている。空気も澄んでおり、なんだか内地の秋みたいだ。

これは今朝9時の私の長男。痩せてノックアウトされた曙ではない。まさにスマホの影響だ!昨日の夜は映画を見ていた。これでも受験生なのだが。(親の育て方が悪かったというのも重々承知している。)

 

そう言えば昨日から衣替えを行った。バイクで通勤しているんだけど、着ているジャケットを夏用のメッシュジャケットからKomineの秋冬用に変えたのだった。

 

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株式投資について

私は株式投資をしており、日本株と投資信託を保有している。投資歴は長くはなく、初めて投資活動を開始したのは2017年9月頃。右も左もわからない状態で、『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』というまさに私の願望を表していた長いタイトルの本だけを読んでスタートしたのだった。

 

まずは資産を分割した

投資するにあたり、上記の本の通りリスクを減らすために妻と相談の上最終的にわが家の全資産を100とした場合、以下の通り分割した上で開始することになった。

  • 預金 39%

これは安全資産として、使用しないで取っておこうと決めた資産。仮に株式投資に失敗して投資額をすべてを失っても、この金額は残る。

  • 手堅い資産 46%

投資信託や国債など、比較的安全(と思われる)商品に投資しようと考えた資産。のちに、投資信託が全然安全ではないことがあることに気づく。

現在の実際の割合はというと、国債は買わずに投資信託と確定拠出年金でこのカテゴリーを運用しており、割合も当初予定の半分以下となっている。

  • 投機的資産 15%

日本株など比較的リスクが高いことを承知の上で運用する資産。この資産で私はデイトレも行うようになった。

現在の割合は15%よりはだいぶ増えている。

一番最初に買ったのはマクドナルドの株

妻と相談しながら、成行注文と指値注文の違いもわからないまま、とりあえずマックの株を最小単元(100株)だけ買ってみる。理由は単に有名だから。マック好きだし。この株はこの後、その他の株と同じように上昇相場の流れに乗って結局5万円ほどプラスとなったところで売却した。

「株式投資は簡単」という誤った認識

とりあえず私は株のことを少しずつ勉強しながら、主にいわゆる数日~数週間保有するスタイルである「スイングトレード」をしつつ株式売買をスタートした。同時に、投資信託も日本株(新興株主体のものとインデックス主体のもの、ひふみ投信など)と、外国株中心のものを半々くらい買ったのだった。※投資信託については、その運用成績も含め今度記事にまとめようと思う。

その時の日経平均の動きはこんな感じだった。

日経平均 日足

 

チャートからも分かる通り、私は運よくちょうど上昇相場の入口に近いところで投資をスタートし、その流れに乗った。この時期は、企業のファンダメンタルズ(簡単に言えば業績や株の割安度など)が悪くなければ、だいたいどんな株を買っても正解だった。買っては売り、買っては売りを繰り返し、そのうちデイトレも始めた。

一方の投資信託も放っておけば勝手にお金を稼いでくれ、最初に見て感動した1日に1投信で6000円くらいの上昇ではまったく感動しなくなっていた。

上昇相場でデイトレを行い、2017年の11月にはデイトレだけで20万円くらい儲けたのだった。

 

もちろんこれは私の投資の腕が良かった結果ではなく、単に上昇相場に運よく乗れただけ。誰がやっても同じ結果になっただろう。あまり慢心はしていなかったが、この期間に心のスキができたのは間違いない。「株価は一時的に下がってもまたどうせ上がってくる」と。

 

結局2018年2月上旬頃までには、現物株、投信合わせて300万円くらいプラスとなっていた。株を始めてたった5か月くらいで300万円は嬉しかった。ひょっとして仕事を辞めて専業になれるんじゃないかとさえ思った。

 

2018年2月、暴落

しかし2月の上旬、相場がイケイケムードの中、NYダウがある日いきなり1000ドル以上下げ、翌朝の日経が暴落した。なんでもVIXショックとか言うらしい。NY市場の恐怖指数の上昇が引き金となり、コンピュータが売りを仕掛け、それが連鎖的にロスカットの売りを呼び一気に下げたとのこと。理由はどうでもいいが、日経はダウに影響を受けるので翌日の日経は暴落した。

こういう時は業績に関係なく売られてしまうため、私の持ち株はもちろん投資信託も暴落したのだった。この時は、ただ茫然と緑色一色(前日比マイナスは緑色で表示される)のチャートを眺めていた。こういう時は不思議と損切りしようという気がまったく起きず、ただ傍観することしかできない。こんな時にも頭にあるのは「また放っておけば株価は上がってくる」という甘い考えだった。こういう場合の私の心理は、よく言われるような「含み損のある銘柄から切る」ではなく、「含み損があるから『こそ』売れない」というものだった。

保有個別株の暴落

しかしトータルではまだまだ投資資金はプラスだったので、心理的には追い詰められていなかった。しばらく相場を見なくなってトレードもやめていた4月上旬、今度は持ち株の「8137サンワテクノス」が突如増資を発表し、それを機に暴落した。増資によって発行済みの株が増え希薄化したが、希薄化の割合以上に株価は下げたのだった。この銘柄は運悪く3000株も保有していたため(今も保有中)、大損害を食らったのだった。正確にいくらかは見ていない(現実逃避で見れなかった)。それでもこの時に手放していれば、まだよかった。

2018年の東京市場はまったく景色が違っていた!

5月くらいに相場が持ち直すと、デイトレなどを再開した。しかし上昇相場は2017年で終わってしまったのか、2018年の後半は22000円と23000円の間を行き来するボックス相場となってしまった。デイトレも以前ほどうまくいかない。

今更売ることのできないサンワテクノスはその後順調に(?)下げ続け、先日の暴落の際には1100円台まで下げた。私は2400円台で3000株買っているので、実にこの1銘柄だけで一時400万円程マイナスだったことになる。なおこの間サンワテクノスの業績は上がり続けている。

8137 サンワテクノス 私が買った頃から今までの値動き

今後の作戦

そういったわけで、現時点での投資資金のマイナス額はおよそ200万円くらい。(正確には分からない。この1週間で120万円程持ち直している。)一番増えていた時からは500万円程減ったことになる。ちなみにこの額は私の年収をはるかに超えている。

 

もう失ってしまったものは仕方がないが、今後どうするか。現時点での作戦は、とにかく「待つ」ということになる。幸い私の持ち株の企業は業績もある程度は良いため、明日いきなり倒産する可能性はほぼない。であれば、再度相場付きがよくなるまではひたすら配当をもらいながら待つのみ。そして買値撤退。買値撤退できるくらいの相場であればかなりな上昇相場だろうが、ここでは絶対に買わない。(デイトレは除く。)

再び暴落が来たら、二番底を狙ってここぞとばかりにたたき売られている出来高の多い東証一部の大型優良企業を現物で目一杯買う。現在のコマツのような企業だ。

今年の相場で私が学んだ教訓

  • 逆張りはほどほどに
  • トレンドに沿ったトレードを心がける
  • インするタイミングをしっかりと吟味する(雑にやらない)
  • 待つのも相場
  • そして何より自分の想定と違う方向にいったらある程度(数パーセント)で即損切りする。損切りしてから理由を考える。

 

正直、私は損切りという考えに懐疑的だった。「上がるまで待っとけばいいのではないか」と。しかしこの考えが間違っていたことを痛感した1年となった。

今後定期的に投資の成績も読者と共有していきたい。

 

おわり

 

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