コンテナ船Maersk Montana号の船員「Matt and Jeff」(この方はどうやらJeffさんらしい)によるお仕事動画に最新動画がありましたので紹介。
この日はどうやらパイプから空気が漏れていることが分かり、それをJeffさんが修理することになったようです。
この日のJeffさんのお仕事は、コンテナ船で発生した空気漏れパイプの修理。必要な道具をshop(工具や予備の部品などを保管していたり、作業台がある部屋)から持ち出し、修理に向かいます。
工具箱等はなく、ペール缶に直接ぶっこんで工具を運んでます。
シューシュー音がしており、それで空気漏れが分かったようです。この空気漏れが発生している箇所のパイプを外して一時的にバルブを設置し、修理の間にも他の人が空気を使用できるようにしておきます。その間にパイプを船の下層デッキに持って降り修理をする算段とのこと。
エアはすでに止めてあるので、13mmと24mmのボルトをラチェット等を使用してパイプをはずしていきます。
フランジの部分は24mmのボルトで固定されており、それをまず外します。アメリカ船籍でもインチではなくセンチの単位で仕事をしているようです。ヨーロッパの会社だからかな?
パイプを固定しているUボルトも13mmで外します。
ガスケットを付けた上でバルブの設置完了。他の船員が空気を使いたければここにつなげばとりあえずは使えるみたい。
はずしたパイプはショップでは狭いため下層デッキの船尾に持って行き、そこで漏れ部分をカットして別の金属製のパイプをあてがい溶接します。全体の長さが同じになるよう測った上でカットするようです。
パイプが錆びて穴が開いています。これが空気漏れの原因。
溶接完了。ちょっと径の大きいサイズのパイプを溶接したみたいです。船上にはなんでも揃ってるんだね。
溶接済みのパイプの部分を元に戻して終了!
ボルトを外したり締めたりという作業は楽しいので、Jeffさん弟子にしてもらえないでしょうか。船も好きだし。私でもできそう・・。
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