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シエンタ(NSP170G)のタイヤローテーション

車関係

こんにちは、しまちゃんです。

今日は休みの内にやっておこうと思っていた、家のクルマのタイヤローテーションを行ったのでその様子を見ていきます。

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はじめに

うちのクルマはシエンタ(2015年製NSP170G)で、5年程前に新車で購入。当時比較対象として試乗までしたのがホンダのフリード、だったかな?で、結局内装の質感や形状などで総合的に判断してシエンタに決定(後ろスライドドアというのが条件でした)。

それまで乗っていたノアと比較してコーナーでのロールが小さいなど、走りに関しては良い部分もあるものの、後席のイスが薄くて座り心地が悪かったり車内の騒音(カタカタ音?も含め)が大きいなどあまりパッセンジャーフレンドリーとは言い難い車種だと思います。3列もあるけど。

またほとんど妻しか乗っていないということもあり、私的にはほとんど「趣味的な意味で」関心を持てず。何というか、まったく「おもしろくない」。好きでもなければ嫌いでもない。ただただ関心が持てない!洗車をするのすら非常に億劫。整備等もほぼディーラーなどのお店任せ。というわけで、ほとんどブログの記事としてもアップしてきませんでした。

タイヤのローテーション

まあしかし今回、最近タイヤを1本だけ交換したのを機に2度目のタイヤローテーションを行うことにしました。休みですることもないし。

私のような素人作業の場合、注意すべき点もあらためて見つかりましたのでシェアしたいと思います。

タイヤローテーションの基本

考えてみればクルマのタイヤは非常に重要な部品で、クルマの性能を4輪で一身に引き受けているだけでなく、それを路面に伝えているので何かトラブルが発生すれば命に関わることも珍しくないわけです。軽視しがちだけど。まぁこの辺はバイクも同じか。

よく、世間でよくニュースになる死亡事故(特に正面衝突などの重大なもの)のうち、実はかなりの割合がタイヤが原因だったのではと疑っています。報道されないだけで。

なので今日はタイヤの偏摩耗を防ぐ意味でタイヤのローテーションを行います。タイヤのチェックも兼ねて。

FF車のタイヤローテーション


FF車(前輪駆動)のクルマの場合、ローテーションの基本はより摩耗の大きい前輪を後輪に持ってくることになります。5000km走行毎というのが一般的に言われているようです。こうすることによって、前輪だけがたくさん減ってしまうのを避けるわけです。

外した後輪は、対角にある前輪に持ってきます。もし方向性のあるタイヤの場合は、単に前輪と後輪を(左右を変えずに)入れ替えるだけです。

ただ今回、うちのクルマのタイヤの減り具合がバラバラ(2本はほぼ新品)ということもあり、少し変速的なローテーションを行いました。以下のような感じです。

左前→買ったばかりなのでそのまま

左後→これも昨年10月の車検時に交換したばかりなので、より摩耗の厳しい右前に

右前→一右後と(ほぼ)同時期交換の一番古いタイヤなので、右後に。

右後→あまり意味はないけど、空席になった左後に。

テンパータイヤの点検

素人作業ゆえリフトや馬(スタンド)などもちろんないため、タイヤローテーション作業はタイヤを入れ替えながら行います。ホイールを1本外したら、ジャッキを降ろす前にそこにテンパータイヤを仮に取り付けるわけです。超めんどくさい。

しかしよく考えてみたら、テンパータイヤなんて緊急時以外は使用しないため、いい機会なので点検と空気圧チェックを行いました。パンクなどの緊急事態に使用できなければ意味がない!


シエンタのテンパータイヤは、新車購入時に選んだ場合のみ付属していた気がする。パンク修理キットも選択できたような。私は緊急時により確実性の高いテンパータイヤを選択。テンパータイヤは車輛後部の床下に収納されている。

というか、テンパータイヤがなければ我々素人はタイヤローテーションができないではないか!

空気圧激減・・・


指定空気圧は420KPAまたは60psi。普通のタイヤに比べて非常に高いのが特徴。自転車の空気圧計で見てみると。。

20psiちょっと(150KPA程度)しか入っていない!これでは緊急時に役に立たない。


仕方なく自転車の空気入れ(米式付)でシュコシュコ空気を入れる。自転車と違い、空気の量が多いので無駄に体力を消耗する。


ひとまず安心。点検しておいてよかった。

タイヤローテーション作業を開始

ローテーション作業は右前からスタートしました。

手順1:ホイールナットを緩める

ホイールを外す際は、ジャッキアップする前にまずホイールナットを緩めます。先にジャッキアップしてしまうと、車体が不安定な状態でホイールナットを緩めるために強い力を掛けなければならなくなるのと、ホイールが空転してしまうのを防ぐためです。

シエンタの場合、純正のホイールナットのサイズは21mm。作業はスピンナハンドル+ソケットで行いました。


このTONEのスピンナハンドル(NS3)だけど、長さが30cmとスピンナハンドルにしては長くないけど締付トルク100Nm程度の付け外し(つまりほとんどすべての素人作業)であれば何とかなる。女性や非力な人でなければ。そして、この30cmという絶妙なサイズゆえ多くの工具箱にも何とか入るサイズだし、差込角3/8インチと汎用性も高い。お気に入り工具のひとつ。ただ本格整備をするならもう少し長くてもいいかも。


角度をまっすぐにすれば、早回しも可能。


全体像はこんな感じ。スピンナハンドルにしてはコンパクト。


しかし早回しであればやっぱりこのクイックアダプターが使いやすい。ソケットに取り付けて使用。今回初めてホイールの付け外しに使用したけど、最高。普段はラチェットに付けっぱなしにしています。

というか、マキタのインパクトドライバーが欲しい・・。

ホイールを外す際は、ジャッキアップする前にまずホイールナットを緩める

手順2:ジャッキアップ

ホイールナットを緩めたら、ジャッキアップしていきます。1ホイールずつ行います。また、地面は傾斜のない固い場所で行います。

ジャッキアップは車載工具でもできるけど、ちまちまと非常に大変なのでフロアジャッキを使用。


もういつ買ったのかも思い出せないジャッキ。多分メイクマン(沖縄のホームセンター)で買ったと思われる。恐らく10年以上前。


エマーソンのEM-109というジャッキ。


まあまあコンパクトなので、押入などに保管してもギリ家族に白い目で見られずに済む。また、片手で持ち運べるため駐車場に持ち出すのも楽。

ジャッキアップ場所としては、側溝が近くて危ない、けど場所もないので仕方ない。

検索したら後継機種なのか、まだ売っていた。


各タイヤ付近にある、車体下部のジャッキセット位置にジャッキの皿をセット。皿の凹んでいるところを合わせるようにしています。


こんなもん?


ジャッキアップ時は、上げ過ぎもダメだけど必ずタイヤが地面から離れているのを確認します。タイヤが地面から完全に離れていないと(離れていると思い込んでいると)、当たり前だけどホイールを外せません。

なぜわざわざこんなことを書くかと言えば、実はタイヤが完全に地面から離れていてもホイールが固着して外れずらいことがあります。この際、外れない原因を固着だと思い込んでいると無駄にタイヤを蹴ったり動かしたりして体力を消耗したり作業を危険にしたりしてしまいがちです(私がそうでした)。

もしタイヤが完全に浮いていてもホイールが固着して外れない場合は、無理をせずに作業を諦める(プロに頼む)か、タイヤ全体を両手で持ち持ち上げつつ軽く揺すってみます。多分これでも外れないので、その場合はホイールナットを軽く付けた状態でタイヤを内側(車体下側)から外側に向かって蹴飛ばします。もちろんジャッキがはずれないように注意しながら。車体の下敷きになって最悪死にます。

  1. ジャッキアップは傾斜のない、固い地面(できればコンクリやアスファルトなど)で行う。
  2. ジャッキアップしたら、タイヤが完全に地面を離れているか目視で確認。
  3. タイヤが地面から完全に浮いているにもかかわらずホイールが外れない場合は、内側からタイヤ全体を蹴飛ばしてみる(注意しながら)。

手順3:テンパータイヤを取り付ける

外したホイールのところに、テンパータイヤを取付けホイールナットを仮止めします(強くなくてOK)。


仮止めと言っても、一応手回しではなく工具を使って軽く締める感じで。


これはこれであり?なんか新鮮。


空気圧適正でもこんなにへこむもん?

外したタイヤのチェック:BS NEXTRYの場合

さて、せっかくタイヤを外したので、ちょっとチェックしてみます。記録に間違いがなければ、このタイヤは使用距離およそ16,000kmブリジストンNEXTRYです。大体いつもタイヤ屋さんに売っている安いタイヤです。

溝チェック


溝はちょうど5mmほど。道交法では最低1.6mm必要とのことなので、まだいける。ハズ。ちなみに、トヨタのディーラーではこの右前後のタイヤ(と交換前の左前)は交換必要と言われました。もったいないお化けが出るっちゅーねん。26,000km走行の左前はさすがに交換したけど。


しかしやはり確かに外側は摩耗がより顕著です。


こちらは車体の内側。外側と比べると摩耗が少ないのが分かる。


4年程使用のトレッド面。走行距離16,000km程度。摩耗はまだ大丈夫そうだけど、ゴムの劣化がそこそこ現れ始めています。

手順4:右後を外し、外した右前ホイールを装着


今度は右後ろのホイールを外します。手順は同じ。


タイヤは完全に浮いたんだけど・・・

外れない・・・またかよ・・。割とよくあります。しかしここは慌てず、タイヤを持ちつつ揺すったら蹴らずとも何とか外れました。よかった。


一応右後タイヤも溝の深さを測る。


こちらは3.9mmほどしかなかった。


右前から外したホイールを右後に仮止めします。トルクレンチは最後にまとめてやるつもり。


この辺で近所の白黒ちゃんが登場。今では立派なお母さん。アパートなのになぜか隣人に飼われている模様。


妻には毛嫌いされている。

左後のタイヤだけYOKOHAMA


このタイヤ、昨年の車検の時に仕方なく交換したけど、、


めちゃくちゃ小石がたくさん挟まっている。トレッドパターンのせいかは分からない。


溝の幅が絶妙なサイズだからだろうか・・。


仕方ないのでラジオペンチで地道に全部取りました。


この1本だけYOKOHAMAのECOS ES31というタイヤ。


新品に近いだけあって、現在溝は約6.4mmほど。この左後についていたホイールは、右前を再度ジャッキアップ後に右前に移動します。

手順5:適正トルクで締結


安物トルクレンチですが、左前(店で取付け済み)ホイールにも試したり、外す時との感覚的な比較ではほぼ正確だと思われます。これも昔メイクマンで購入した気がする。


ただ持ち手が短くて、しかも指定トルクを高く設定すればするほど全長が短くなるという製品のため、100Nmくらいだと非常にきつい。力を入れて回して何とか、という感じ。もっと長いのが欲しい。


なぜエクステンションを使用しているかと言えば、使用しないと指がホイールとトルクレンチの間に挟まってしまい回せないため。


こんな感じで全長が短いため、100Nm近辺は非常に重い。全ホイールをやったので疲れた。

シエンタ(NSP170G)
ホイールナット締結トルク 103Nm
ホイールナットサイズ   21mm
おわり

 

 

 

 

 

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