クロスカブ110（JA45)のインプレッション | しまちゃんのブログ、しまブロ

こんにちは、しまちゃんです。

クロスカブに乗り換えてから約半年がたち、現在の走行距離は約1500km程度。
前のバイク（キャブセロー）に10年以上乗っていたため、ホンダ車の、しかも110ccのバイクというのはとても新鮮に感じられた。

というわけで、今日はクロスカブのインプレッション記事です。

とにかく上質・なめらか
足つき
低速トルクが太い
高速走行は苦手
燃費がいい
総じてとてもいいバイク！
もう少し力が欲しい

とにかく上質・なめらか

初めてホンダ車を買ったというのもあるかもだけど、私のこのバイクに対する第一印象はとにかく「静か」で「なめらか」なエンジンフィールというもの。以前の10年以上前のセローに比べると、もうまるで高級車に乗っているようなフィーリングだ。

不快な振動も皆無で、「ブーン」というよりモーターのように「ビーン」と車速が乗って行く。決して速いわけではないけど、シートの厚みもあって長時間乗っても疲れは皆無。

この写真の時はやんばる（沖縄の北部の山深い地域）に日帰りでおよそ300kmほど走ったけど、お尻も痛くならずに非常に快適だった。この林道のような細い道では、クロスカブの取り回しの良さが本領を発揮してくれる。

セローがオフ車だから当然なのかもしれないけど、比較するとクロスカブのサスの動きは少々固めで路面のギャップを拾うと結構な突き上げがある。

足つき

シート高は784ｍｍあり、このタイプのバイクとしては実際にまたがった感じも足つきは良いとは言えない。セローと同等か、下手をするとセローよりも腰高に感じるくらい。ただし車体の軽さもあってまったく気にはならない。

低速トルクが太い

高台から宜名真漁港を見下ろす。ここまで来る急坂も、力強くぐいぐい登ってくれる。低速トルクがかなり太いので、このようなシチュエーションはとにかく楽で楽しい。ゆっくりと登ってもトルクのおかげでバイクに急かされることがないし、バイクの力強さを体で感じることができて楽しい。

音が静かな上に振動もなく、かつ力強いのでなんだかモーターで動いているようにも感じられる。しかしそれがまた新鮮でおもしろい。

高速走行は苦手

当然だけど、スピードを出して乗るバイクではないので高速走行は得意ではない。ただ、実用範囲内は全く問題はなく、70km/h程度での巡行は十分可能と感じる。私の場合もう少し高速側の苦しさが低減されてもいいと感じたので、ドライブスプロケットを15丁に変更した。これでちょうどいいくらい。

このフロント15丁の仕様で二人乗りも日々こなしているが、まあ何とかなっている。ただし車の列をバンバン追い抜いていくようなアグレッシブな走り方は向かず、流れに乗って走るくらいがちょうどいい。別のバイクや車にえげつない抜かれ方をしても決してこのバイクで相手にしてはいけない。

燃費がいい

前のバイクの燃費が非常に悪かった（20km/l）ので、このバイクの燃費はとてもよく感じられる。このグラフの最初の数回は正確ではないけど、1度はツーリングで間違いなく70km/lを超えた。カタログ値以上かよ・・。

ただ最近は通勤にしか利用しておらず、条件も3分の1くらい二人乗り、坂あり全開走行ありの非常に悪い中で50km/l前後は記録している。1000km走っても20リットルほどしか消費しない。

燃料タンクは4.3リットル。満タンから200km程度以上は走れる計算。ただいつもだいたい半分くらいになったら満タンにしている。

総じてとてもいいバイク！

このバイクのサバイバル能力には目を見張るものがある。例えば最近多い災害などが発生した場合でも、このバイクの機動性や燃費の良さ、積載性の良さは本当に役立つと思う。渋滞や障害物に阻まれずに隣町まで偵察に行ったり、水や食料をもらいにいったり、後ろに人を乗せてどこか安全な場所まで送ったりといった使い方もできる。

遠心クラッチのおかげで左手がフリーになるのも大きい。緊急時に左手も使えるから。また、クラッチ操作がないので極低速での取り回しや不整地などにめっぽう強い。