こんばんは、しまちゃんです。
今日から会社から有給をもらい、九州ツーリングに出発している。現在は沖縄から鹿児島行きのフェリーに乗船中。
朝5時に起きて、まったく時間的余裕がない中何とかフェリーターミナルに到着した。
これが今日私が乗るフェリーの「フェリー波之上」。久しぶりに乗るフェリーにワクワクが止まらない。
なんと数台しかいないバイクの1台が私と同じクロスカブだった。
エスカレーターに乗り客室へ。なんかもう、船内にエスカレーターがあるというだけでわくわくする。
これが今日の私の寝床。プラス2千円程度なので、贅沢をして寝台を予約していたのだった。
こういうのでいいんだよ。こういうので。この小さくても自分のスペースが割り当てられて、それを自由に使えるというのがいい。
お一人様限定極上スペース。
私は下段で、8人部屋の同室には誰もいなかった(徳之島でルームメイトが増えた)。
豪華客船でなくてもいいので、こういうので世界一周旅行に行ってみたい。狭いスペースをいかに効率よく利用するかに心血を注ぐ。
いよいよ出港。朝の出港ということで、清々しい気持ちの中の船出となる。眠いけど。
この船の女性船員らしき人がひとり手を振ってくれていたが、恥ずかしくて応じることができなかった。
これから通勤ラッシュの始まる曇天の那覇の街を背に、7時定刻に出港。
やっと一息ついたところで、フェリーの探索にでかけた。
フェリー波之上
巨大な船に、生活に必要なすべてのインフラが整っているということに得も言われぬ興奮を覚える性質のため、色々と歩きまわって調査する。
トイレ
トイレはキレイで非常に機能的。個室の扉は揺れに備えて固定できるようになっていた。個室のトイレの1つはウォッシュレット付きだったと思う(少なくとも帰りの「フェリーあけぼの」ではそうだった)。
2等和室
こちらは2等和室。いわゆる「雑魚寝」だけど、それぞれ頭の部分だけ仕切りがついていて雑魚寝の進化を感じる。しかし一人旅で真ん中になったらちょっとイヤ。
シャワー室
シャワー室もあるが、湯船はない。その代わりこのシャワー室の数。待たされることはなさそう。もちろん男女別。
シャワー室内部も掃除が行き届いておりきれい。また、荷物をおけるスペースも確保されていたりとよく考えられている。
ボタンを押すと一定時間水が出てくる仕組み。水圧はかなり強め。
なお、シャンプーやせっけんなどの備品は一切ないので自分で準備する必要がある。
パブリックスペース
朝日や夕日を見ながらまったりと出来るスペース。個人的にはより閑散としている食事時間外のレストランのほうが落ち着くことができた。
レストラン
レストランは常時開放されていて、営業時間以外は自由に使える。
お湯も出るのでカップラーメンが食べられる。なお、フェリー波之上はレストラン内に箸がなく、船内に持ち込み忘れていた私は受付でもらった。お茶も出たかな?左側には電子レンジもある。
マグカップとコーヒーなども持ち込んでおけば、自分で作ることができる。私は忘れてしまっていた。
レストランのすぐ隣のスペースでは、軽食やドリンク(酒類含む)の自販機も充実している。
メニューはこんな感じ。これは昼だと思う。
2等洋室寝台B(マイルーム)
電源付き。スイッチの1つは常夜灯(オレンジのライト)のもの。
それにしてもこの小さいマイルーム、気に入った。少しのスペースと電源があればいい。欲を言えば、部屋に窓がほしい。
なおこの個室の高さだけど、中で胡坐(あぐら)をかくと私の身長(165cm)で頭が当たるくらいなので結構低い。
授乳室
授乳室なんかもある。あまり使われている様子はなし。
寄港地
那覇と鹿児島を往復しているマルエーフェリーだが、途中に寄港するところは以下のとおり。
昨晩は仕事から帰って準備に忙しく、3時間しか寝ていないため今日は航海中は寝ると決めていた。このため、探索を終え寝ていると9時に本部港に到着していた。
本部港
伊江島に向かうフェリーが停泊していて、すぐに出港した。遠くに(恐らく)アメリカの半旗が見える。昨日発生した首里城での火災を受けてのものだろう。
コンテナを持ち上げた大きなフォークリフトが数珠つなぎとなって船内にバックで吸い込まれていく。見ていて飽きることがない。
本部まで来ると、だんだんと海が青くなってくる。
本部港を出港。またすぐにベッドに戻って2度寝。
これが航海のスケジュール。しばらくは2時間程度で次の港に到着するという感じ。なぜか到着した島の港はすべて見ずにはいられないので、いちいち入港するたびにのそのそ起き出してきて港や荷役を見学する。
ここ5階ではwifiが飛んでいるが、いつ途切れるかもしれず信用ならない。
与論島に入る直前にレストランで昼を食べた。今日は、那覇のターミナルに来る途中で一度バイクから転げ落ちたカップラーメン(大事には至らず)と途中のローソンで買ったおにぎり。
与論島-与論港
与論島が近づいてくる。
与論島に到着した。与論島の海がこんなにきれいだとは知らなかった。とんでもなくきれい。今度来てみようか。
重油が燃える匂いと、海風が運んでくる匂いが混ざって幸せな気分に浸る。
タラップ出しの作業も毎回見てしまう。
沖永良部島-和泊港
そして与論島を出港後、寝てたら沖永良部島の和泊港に到着していた。
次は4時半ころに徳之島に到着予定。いい加減寝るのに飽きたのでブログ更新中。
この辺で飽きてきてブログの下書き中。
スマホつらい・・・。bluetoothの折り畳み式キーボードはなかなかの使い勝手。
徳之島-亀徳新港
間もなく徳之島に到着。
海上に突然姿を現す四角い建造物。
九州では「ニシムタ」を至る所で見かけた。なんの店だろう・・?
沈みかけた太陽の中、ゆっくりと港に接岸。
徳之島では、何をやっているのかよくわからない痩身のイエス・キリストみたいな外国人が乗ってきた。その他、週末前の夕方出港の便のためか乗船客が多い。浮足立った気持ちが遠くからでも伝わってくる。
なんだかんだであっという間に1日が過ぎていった。
5時半からの夕食は「日替わり定食」。ボリュームがすごい。なかなか美味しかった。800円代後半だったと思う。
今日はもうシャワー浴びるくらいしかすることないな。
奄美大島-名瀬港
この日は、その後奄美大島への入港まで見届けたのだった。
奄美まで来ると夜風がだいぶ冷たくなっていたが、たんまりと熱いシャワーを浴びた後なので逆に火照った体が冷やされて気持ちいい。
巨大な働き者のフォークリフトがテキパキとコンテナを船に積んだり降ろしたりしている姿は見飽きることがない。すれ違いざまに接触しそうで見ていてヒヤヒヤする。
ここ名瀬港では初めて船とターミナル直結のタラップでの乗船と下船を見た。
船内から船外の廊下に出たときに、中学生くらいの女の子が外をみてシクシク泣いていた。
何事かと思ったら、クラスメイトらしき生徒らが応援に来ていた。声をめいいっぱい張り上げて、ずっと叫んでいた。女の子はそれをみて号泣していたのだった。九州に部活の遠征にでも行くのか、転校か。しかしコンテナの積み下ろしにだいぶ時間がかかり、ちょっとどう対応すべきか微妙な空気だった。それでも、クラスメイトは飽きることなく最後船が出るまでずっと頑張れ頑張れと叫び続けていた。
最後に戦車みたいなのが乗ってきた。
翌朝の5時ころの屋久島到着時は起きなかった。
今日は初めてブログをスマホで更新作業を進めてみたが、非常に大変。画面が小さいので上下に行ったり来たりがかなり厄介。電波も怪しいし。明日以降どうなるやら。
今日の走行距離:6〜7km。
今日の寝床:フェリー波之上
おわり
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