こんばんは、しまちゃんです。
今日はクロスカブ110(JA45)のオイルとオイルフィルターを、新車購入後初めて交換した時の様子をお伝えします。
作業の背景
新車で購入後、初のオイルとオイルフィルター交換。距離はまだ1000kmには達していませんでしたが、最初の交換をしたくてうずうずしてたので早めに交換。というか購入後1か月過ぎてるし。
作業日:2019年5月27日 走行距離:755km
クロスカブ110(JA45)オイル交換基本情報
エンジンオイル容量:
オイル交換時(オイル・フィルター交換時を含む):
0.8ℓ(全容量1.0ℓ)
エンジンオイル交換時期:
初回:1,000kmまたは1か月
以降:3,000kmまたは1年ごと
推奨オイル:
Honda 純正 ウルトラ G1
MA, 10W-30,(SL級)
オイルフィルター(純正):
部品番号:15412-MGS-D21
税込 ¥847
オイルフィルタ交換時期:
※サービスマニュアル記載情報
初回:13,000km走行
以後:12,000km走行毎
オイルフィルターOリング(純正):
サイズ:39.8mm×2.2mm
部品番号:91302-PA9-003
税込 ¥176
ドレンボルトOリング(純正):
サイズ:30.4mm×2.9mm
部品番号:91301-K88-L00
税込 ¥159
オイルレベルゲージOリング(純正):
サイズ:18mm×3mm
部品番号:91307-KRM-840
税込 ¥159
※金額はいずれもWebikeで注文した場合、2019年11月現在の価格。
クロスカブ110は、オイルフィルターも交換する場合交換すべきOリングが3つありますが、オイルレベルゲージのOリングは毎回でなくても大丈夫なような気がします。
逆にドレンボルトはパッキンではなくOリングなので、ここは毎回交換。フィルターのOリングもしかり。これはセロー250の時に漏れた事があるので必ず毎回交換をおススメします。
なお、いずれのOリングもオイルフィルターも純正品はWebikeから注文できます。数回分まとめ買いしておくのもありかもしれませんが、私のように社外品を注文するという手もあります。
今回の作業で使用したもの
- 8mmと17mmのレンチまたはソケットとラチェット
- オイル(Honda G1を使用)
- オイルフィルター(KITACO製)
- Oリング(KITACOのオイルフィルターに付属もの)×3
※2019年11月19日現在品切れ、¥1296で購入。純正(オイルフィルターとOリング3つ)をバラで購入した場合、合計¥1341なので発売が再開されればこちらの方が少し安いです(今のところ)。
しかしこのくらいの金額差なら今なら純正をバラで買うと思います。
なぜか最初、Oリングはバラでお店で買おうと思い、ライコランドにあったものを購入。しかし今気付いたが、このフィルターのOリングは純正より高い!(¥220+税)
作業工程
通常のバイクのオイル交換作業と変わりません。
- 3分~5分ほどアイドリング、または近所をクロスカブで徘徊(オイルが温まると、排出し易くなります。)
- オイルレベルゲージ(キャップ)を開けて空気の通りを良くして、ドレンボルトを緩めてオイルを排出
- 古いオイルフィルターを取り出し新品と交換
- Oリング類(3か所)も忘れずに交換
- ドレンボルトやオイルフィルターのフタを元に戻し、オイルを適量注入
- オイルレベルゲージで量を確認して、問題なければ締め込んで完了
工程1 オイルの排出
クロスカブ110(JA45)のドレンボルトはこの出っ張った部分です。17mmのレンチ等を使用して開けます。
このオイルレベルゲージ兼フタも緩めて外しておきます(空気が入りオイルの排出がし易くなる)。※ゴミが入らないようにフタ自体は乗っけておくか、ウエスなどをかぶせておくといいでしょう。
ドレンボルトを外すと、なんか見慣れない部品が出てきました。左から、オイルホールキャップ(ドレンボルト)、オイルフィルタースクリーン用スプリング、オイルフィルタースクリーンです。
ドレンボルトにOリングが付いているのが見えます。これは要交換。たった176円なので漏れるリスクを負うくらいなら交換しましょう。交換後は、Oリング全周にエンジンオイルを薄く塗布しておきます。
なお、スプリングの向きは細くなっている方がドレンボルト側です。
組み立てるとこんな感じ。
外したドレンボルト等は、ウエスやキッチンペーパーできれいに掃除しておきます。
オイルの処理方法ですが、各自治体等により異なると思いますが私の場合は毎回「オイルパックリ」のような商品で処理しています。
工程2 古いオイルフィルターの取り外し
ある程度オイルが抜けたら、オイルフィルターのカバーを外します。
ここ。このボルト2本は8mmのレンチ等で外します。
【2020.6.22追記】
上記の通り、サービスマニュアルによればオイルフィルタの交換は初回13,000km走行時、以降12,000km走行毎になります。意外と交換サイクルが長いです。
カバーを裏側から。ここもスプリングがついてます。このカバーについているOリングも要交換。このOリングも交換後は、全周にエンジンオイルを薄く塗布しておきます。
フットブレーキのパイプにオイルが直撃してます。スプリングはオイルフィルターの溝にこのように付いています。
今回使用したオイルフィルターのセット
こいつ。Oリングも付属しており便利。
丁寧な説明書も付属。規定トルクも記載されているので役立った。この数値はそのまま信用する。
新旧比較
いずれも左側が純正。当然形状等は全く同じ。
工程3 新しいオイルフィルターの装着
古いオイルフィルターを取り外したら、中をウエスやキッチンペーパーで拭いておきましょう。
向きはこのように、ゴムの部分がエンジン側。溝がある部分が外側で、この溝にスプリングを入れ込みます。
スプリングがはずれないようにカバーを戻し、ボルト2本で留めます。
工程4 ドレンボルトの締め付け
ある程度オイルが抜けきったら、ドレンボルトを元に戻します。回転方向は下側から見て右回し。
工程5 オイルの注入
オイルを注入していくのですが、このバイク、オイルレベルゲージが絶望的に見ずらいので、0.8ℓは量って入れた方がいいかもしれません。私は(多分)入れすぎのためにちょっとキャップから漏れた形跡がありました。※九州ツーリングの前にゲージを確認すると、減っていると思われたので継ぎ足しましたが、結局あまり減っていなかったようです。
この間に合わせるのはいいのですが、量が確認しずらいです。
鹿児島県伊佐市にて。漏れとるがな。
オイル量の点検
ここでマニュアルにあるオイルの量の点検方法を確認します。
- エンジンが冷えている場合は、3~5分ほどアイドリングさせる。
- メインスイッチをOFFにしてエンジンを止め、2~3分間待つ。
- 足場のしっかりとした平坦地にメインスタンドを立てる。
- オイルレベルゲージを外す。
- 布等でオイルレベルゲージについたオイルを拭く。
- オイルレベルゲージをねじ込まずに差し込む。
- オイルがオイルレベルゲージの上限と下限の間にあることを確認する。
- オイルレベルゲージを確実に取り付ける。
このバイクのオイル量の点検の難しさ
- ゲージの幅が狭く、色も白いため相当見ずらい。
- 2番の「2~3分待つ」という部分が曖昧なため、待つ時間によりゲージ上の量が変化してしまう。
- 6番の「ねじ込まずに」という部分が分かりずらい。「キャップを回すな」という意味と取るが・・。
安全のため、やはり0.8ℓ測ったほうが良さそうです。もう少しやり方に慣れたらまた追記します。
購入オイル: Honda 純正 ウルトラ G1
こういうのは安いんでいいんよやすいんで!(もっと安いのもある)
Amazonで購入したことがないので分かりませんが、ホームセンターで購入すれば専用の蛇腹のホースをタダでもらえるかもしれません(少なくともうちの地域ではくれる)。これがあればオイルジョッキがなくても缶から直接バイクにオイルを注げて便利です。
余ったオイルはフタをしっかり締めて保管しておきましょう。ちゃんと締まっていればオイル独特の匂いも全く出ません。
最後はバイクの下から覗き込み、オイル漏れがないかしっかりと確認してください。また、車体等についてしまったオイルがあればきれいに拭き取っておいた方がいいです。
おわり
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