こんばんは、しまちゃんです。
今日もバイク整備の記事。今回は数年前に行ったセロー250のフロントホイールのブレーキディスク交換の様子をお伝えしたい。と言っても、交換自体はまったく大変な作業ではないので、交換に伴い発生したちょっとした問題を主に取り扱う。
ブレーキディスク交換の背景
作業日:2015年7月13日 走行距離:19,729km
他のむき出しの金属部品同様、新車購入から8年近くが経過しブレーキディスクが錆びてきたので交換してしまおうと考えた。交換にあたりノギスでディスクの厚みを測ろうと思ったが、ディスクは縁部分(ブレーキパッドが当たらない場所)が少し盛り上がっているため、正確な厚みは測定できず。ただざっと見た感じ、まだあまり減っていなかったと思う。
ヤフオク品を購入した
実は交換の背景には、ヤフオクで安く中古のディスクを見つけたことが大きかった。見た目的にはキレイで全く問題なく、実際に届いた現物を確認したが歪み等もなかった。
作業の様子
いつものように前輪を浮かしてホイールを外す作業からスタートした。このスタンドはAstro Products製。まあまあしっかりしている。
パッドが戻ると後で大変なのでドライバーを挟んでおいた。
ボルトを6本外していく。なんかこの写真、スピンナーハンドルの柄がおかしなことになってるな。画像加工したわけではない。
新旧ディスク比較。左が新しいほうだが、中古のため若干の使用感がある。
ねじロック(緩み止め)を塗布してボルトを6本締める。今回はこのボルトも錆さびだったので交換した。
これが使用したネジロック(ロックタイト)。中強度の製品だ。
完了。トルクレンチもあるため、しっかりとサービスマニュアルにある通りの値で締め付ける。しかし指定トルクが10Nmしかないため、「本当にこれでいいのか」と思われるほどの軽さで締めることになる。
問題発生:ジャダーがおさまらない
さて、ブレーキディスクを交換してきれいになったのはいいものの、問題が発生した。
ブレーキをかけると鈍感な私でも分かるくらいのジャダー(がたがたと振動すること)が発生するようになった。
原始的な方法で歪みを確認しようと試みるも、少なくとも目視で判断できるレベルの歪みはなかった。この後何度かディスクの付けたり外したりを繰り返し、ボルトもできる限り均等に締め直したりしてみたが、結局まったく症状は改善しなかった。
新品の純正品を購入
結局、新品で純正品を買い直した。当たり前だけど新品は表面に色や艶の差がなくて非常にキレイ。ヤフオクで買ったディスクは修正を諦め、捨てることとなってしまった。まさに安物買いの銭失い。この時一緒にフロントホイールのオイルシールも購入した。
中央の黒い部品がオイルシール。マイナスドライバーなどでこじって取り外す。この写真は交換前。青いのはグリスなんだけど、このグリス、10年以上使用しているがまだなくならない。
新品に交換した結果
新品に交換すると、ウソのようにあっさりとジャダーは治まってくれた。こんなことであれば、初めからケチらないで新品を購入すればよかったと後悔した。
今回の作業の教訓
皆さん、
ブレーキディスクは中古を買わず新品を買うこと!
(当たり前か)
おわり
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