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クルマにドラレコを取り付ける

車関係

こんばんは、しまちゃんです。

今日は滅多に書かないクルマのネタ。ドラレコが故障したので、クルマ(シエンタ:NSP170G)に新たにYupiteru製のドラレコを取付けました。ただの交換作業なので記事にするつもりはなかったのですが、思いのほか配線が面倒臭くほぼゼロからの作業と変わらなかったので自分の備忘録用としても記録したいと思います。

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はじめに

ドラレコの必要性は言わずもがなですが、特にクルマにおいては取付け作業も難しくなく、ドラレコ本体に対する環境も車内であれば厳しくない上ほぼノーメンテで周囲を監視してくれるので、最早クルマを運転する人にはドラレコは絶対的必需品だと思います。

事故などが起きたとき、自分や相手方の取った行動、クルマの動きを証明できなければ、相手(や目撃者)の言った通りになってしまいます。それが事実かどうかにかかわらず。過失割合も事実に基づいて判定できず、自分が死亡してしまった場合は残された家族が二重の意味で苦しむことになります。

そんなわけでドラレコは絶対必要。今回は前後カメラのものを購入しました。

今回の作業で購入したもの

今回の作業で購入したものは以下の通り。

  • ドラレコ本体
  • 電源ソケット(ヒューズ電源タイプ)→6年半前に購入した物を再利用

ドラレコ:ユピテルY-110c


箱の写真を撮るのを忘れる。Web限定品だからなのか、説明書は付属せず。
※説明書はPDFでダウンロードできるようになっています。

16,000円くらい。今回もAmazonで購入。バイク用と比べると大分安い。これの前使用していたのもユピテル製で、6年半ほど持ったので今回もユピテル製にしました。これまで使用していたのは「DRY-WiFi20」という製品でしたが、操作性に難はあったものの画質等は良く満足していました。

ただ、バッテリーを内蔵していたため年数が経ちバッテリーが劣化してくると、エンジンを切った段階で即座に電源が遮断されるようになり、SDカードにデータを書きこむ処理が最後までできなくなりエラーが多発するようになっていました。日付も正しく記録されなくなっており、これはヤバイと交換を決意。

【ユピテルY-110cの付属品】

  • ドラレコ本体(前カメラ)
  • リアカメラ
  • 電源ケーブル(シガーソケットタイプ)(約4メートル)
  • リアカメラケーブル(約9メートル)
  • ブラケット(フロント用)
  • microSDカード(16GB)

GPSについて
この製品はGPS付で、再生ソフトで記録を再生する際に場所も一緒にグーグルマップで表示されるようになっています。個人的に嬉しいポイントは、自動で日時合わせをGPSにより行ってくれること。前機種は時計が狂い易かったのでこれは楽でいい。GPSは値段にあまり差がなければあった方が良いと思います。


再生ソフトはこんな感じ(説明書より)。スピードまで表示される。

操作性について
このY-110cは直感的にとは言わないまでも矢印ボタンやOKボタンを備え、操作性は悪くないと思います(少なくとも前機種よりは)。希望の操作や設定までたどり着くのに押さなくてはならないボタンの手数は大分減り、楽になりました。

電源ソケット(ヒューズタイプ)

約6年半前に購入したものをそのまま再利用。車内が配線でゴチャゴチャするのがイヤなので、車内のシガーソケットに直接電源ケーブルを挿すのではなく、ヒューズから電源を取り、シガーソケットを増設してそこに取り付けるという方法を採りました。※配線類は隠蔽します。


恐らくこれが同等品。クルマについてる15Aのヒューズを抜き取り、この製品を代わりに差し込みます。


これはソケット部分。ここに電源(シガープラグ)を差し込む。写真で改めて見ると、この古いタイプは現行製品と違いネジで固定するタイプではないようす。実際ちょっと緩め。

ただ、6年以上使用してあまり劣化がないのでエーモン製は非常に高品質。


こんな感じで電源コードを挿す(左側がドラレコの電源コード)。最後は車体のどこかにコード類をすべて固定。左に見える穴は発煙筒用のもの。


これはシエンタのヒューズボックス。シエンタでは助手席の下(グローブボックスの下、ドア下部付近)にある。見上げながら撮っているので非常にきつい体勢。下にボルト止めしているのはこの製品(ヒューズ電源)に付属しているアース。


取り換えたヒューズは位置からしてこの15AのP/OUTLETというもの。何の情報を参考にしたのかは思い出せない。しかし、エンジンオフで電源もしっかりとオフになります。


5Aのヒューズが付属。


そのままではヒューズのフタが閉まらないため、配線用に横を少し切り落としています。

作業にあたり準備した方がいいもの

作業を円滑に進めるために、購入品以外であった方がいい物を列挙します。

  • 結束バンド(各種サイズ)
  • ニッパー(結束バンドを切断する用)
  • 内張りはがし(使用したことはありませんが、絶対あった方がラクです)


こんなの。

他に、ケーブルを固定したりする道具があってもいいかも(使用してないけど)。

ドラレコ取付け作業(というかほぼ配線作業)

取付けです。と言っても、電源はもう確保できているのでほぼ配線のみの作業となります。作業の順番に見て行きます。シエンタの配線回しの参考になれば。

基本的には本体(フロントカメラ)に電源ケーブルとリアカメラを接続し、その2つ(電源とリアカメラ)の配線の取り回しをするだけです。

電源ケーブルの位置確定


今回電源は助手席側から来るので、左からケーブルを回しドラレコのだいたいの位置と合わせます。なお電源を挿すのはドラレコ本体左側になります。

電源ケーブルの埋込み


ドラレコの位置と、それに伴う電源ケーブルを露出させる長さが決まったら残りのケーブルを埋めます。ひたすら隠す!シエンタではこの写真のように天井の部材とフロントガラスの隙間にいい感じに埋め込めます。指で押すだけ。


ケーブルが左側のピラーまで来たら、ピラーのプラスチック製のカバーをはがします。なお、頑張れば手でも外れます。指を隙間に入れ込んで、手前に引っ張る。手が痛い。内装はがしが欲しい。


ある程度余裕を持たせて結束バンドで他のケーブルなどと一緒に止めます。


ドアのところまで来たら、ダッシュボードと車体の間の隙間に入れ込みます。


ダッシュボード横のゴムの裏を通します。


こんな感じにキレイに収まる。


この後ろにケーブルが来ています。なお、6年半使用していてまったく問題なかったのでドアに圧縮されてケーブルが潰れるようなことはないと思われます。


左下にケーブルが下りてきました。この発煙筒の支えがある部品ですが、プラスチックのネジで止まっています。外すより付けるのに苦労します。


あとは上にもあるように、ヒューズから取った電源ソケットに電源ケーブルをつなぎます。なお発煙筒の左にあるのがカバーのネジ。


迷った挙句、この余分なケーブルの束(×2)は結束バンドでまとめて一つにした上でヒューズボックス脇にあるスチール製のブラケット部に別の結束バンドで固定。

ギボシや電工の道具があるのでカットして短くしても良かったかもしれない。

リアカメラの配線


リアカメラの配線は何も考えずに右側から行ってしまいましたが、今考えたら左から電源ケーブルと一緒に行った方がスッキリしてよかったかもしれない。いずれにせよ、フロントのカメラから配線をスタート。


この時点ですでに本体を固定しています。なお、前の機種のブラケットをはがすのが大変でした。この粘着シールの威力は物凄いです。


さて、リアカメラの配線も同じように天井裏に隠しつつピラー(右側)まで持ってきますが、リアカメラなので当然下ではなくここから後ろに回します。


自分はこのゴムの裏を通すことにしました。特に干渉等はなし。


念入りに埋めていきます。


後部座席との境目のピラーのカバーも引っぺがしたようです。※素手でやってます。

右後部ドアのところは、このゴムの裏を通しています。行き当たりばったりでやっていますが、当然ドアの開閉には干渉しない場所です。


カバーを外すのがもうイヤだったので、ケーブルを下に降ろし、3列目シート脇の小物入れ(?)の下からケーブルを通すことにしました。


ここは幸いにも強めに引っ張っただけですぐに外れました。


閉じたときにツメがケーブルを潰さないよう、下の方を這わせます。


するとここに、ちょうどいい具合にジャッキの収納場所があったのでここで余ったケーブルをまとめることにしました。


本当はここで、リアカメラの位置を決め、そこからケーブルの長さを調整して余ったケーブルをジャッキ収納場所でまとめています。9メートルなのでかなりの長さがあります。これだけ長ければ、ハイエースとかでも行けると思う。


結束バンドで固定してツメ用の穴にとめました。左側のツメだけ完全には閉まらなくなりましたがもう段々どうでもよくなってきてます。


リヤゲートのところにも幸いゴムがふんだんに使われているので、その裏を通してケーブルを上げていきます。


テキトーにやってるのに何とかなってる。多分潰れない、ハズ。ゴムと内張の間に配線を通す。ゴムの弾力でいい具合に固定されます。


天井まで上げたら、フロントと同じく天井の部材の隙間にケーブルを埋め込めるので、適当な場所までケーブルを埋め込みます。


適当なところでケーブルを出します。最終的にはリアカメラはこんな感じ。リアゲートが開くとケーブルが引っ張られるため少し余裕を持たせていますが、ちょっとだらしない感じ。カメラの位置も含め改善の余地ありか。

リアカメラは、カメラ本体がステーより左側に張り出しているからか粘着シールの粘着が足りないからか、カメラの向かって左側が少し垂れてきてしまいました。まっすぐやったつもりなのに。カメラのシールは電熱線の間に取り付けるよう指示があります。

なおリアカメラは上下の角度は調整可能です。

取り付け完了


なんとか取付けできました。

今日少し運転しましたが、非常に気に入りました。値段の割に本当に良くできている製品と感じます。

音声案内が便利

ドラレコって意外と「ちゃんと撮れてるのだろうか」などと心配になったりしますが、最初に音声案内で「録画を開始します」と言ってくれるので、結構安心感があります。それ以外にも本体の異常(例えばSDカードの異常など)を音声で警告してくれるのでおじさんにとってはなかなか嬉しい機能です。

GPSが想像以上に便利

今更感がありますが、GPSが便利です。個人的には時間を自動で調整してくれるのが非常に便利と感じます。ただ、上の写真のように屋根があったりすると(多分当然トンネルなども)GPSを拾わなくなります。あと当然、再生する際に位置をグーグルマップで表示してくれたりスピード表示が出るのも便利です。

操作がラク

自分は普段ドラレコの画面は消しているのですが、ちゃんと動いているのか遇に確認したくなる時があり、そういったときに(録画を誤って停止などせずに)画面を表示するボタンがすぐに押せるのが個人的には高ポイントです。

具体的には、一番上のボタン(△ボタン)がこれに当たり、リアカメラとの切替ボタンも兼ねているのでリアカメラも一緒に確認できます。

バッテリーを内蔵していない

先にも書いたのですが、前に使用していたドラレコ(DRY-WiFi20c)は内部にバッテリーを備えており、このため機種の寿命がバッテリーの寿命に依存するところがありました(そのおかげでエンジン停止後もしばらく録画を続けるというメリットはあった)。

この機種は内部にバッテリーではなくキャパシターを備えているため、キャパシターが壊れなければ本体も故障しないのでより長寿命になると思われます。バッテリーの寿命を気にすることもありません。

おわり

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