こんばんは、しまちゃんです。
先週九州へのキャンプツーリングから戻ってきて、やっと仕事や生活に精神的に復帰できつつある。楽しかった記憶はまた脳内で熟成されて、薄れつつもどんどん実際よりもっと楽しかった記憶としてパワーアップしていくのだろう。
今日はそんな九州ツーリングに行って実際に役に立った物や道具などを、お役立ち度とともに紹介したい。
九州ツーリング基本データ
- 日程:2019年11月1日~11月6日
5泊6日(内訳:フェリー2泊、キャンプ場2泊、簡易宿泊所(ブルートレインたらぎ)1泊 - 総走行距離:949km
- バイク:クロスカブ110(JA45)
- 天気:すべて晴天(雨なし)
ツーリングで役に立ったもの
一口にキャンプツーリングと言っても、ツーリング部分で役に立ったものと、キャンプで役に立ったものに分けられると思う。なので、まずはツーリング編から。
TANAX フィールドシートバッグ モトフィズ ブラック MFK-101
こちらの製品は、評判もいいようなのであまり迷わずに購入。実際に6日間使用してみて、噂にたがわぬ便利さだということを証明してくれた。
おススメ度
バイクへの固定が簡単
ツーリングに数日に渡って出かけると、日々の荷物の付け外しは結構大変。その点、この製品は4本のループ付きベルトで車体に固定して締め上げるだけでいいので、慣れればほんの数分程度で荷物の固定ができる。
このように一方の端が最初からループ状になっている。私のクロスカブのように荷台に突起が付いているものであれば、このループの部分を引っ掛けてバックル部分をバッグに接続し、締め上げるだけでOK。非常に楽。
フレームなどにこのベルトを取り付ける場合は、フレームに巻き付けてからバックル部分をループ部から通せばOK。いずれにせよ、ほぼどんなバイクにも固定できるはず(ビッグスクーターでも固定できるのだろうか?)。キャリアがなくてもシート上にももちろん固定可能。
難点を言えば、私のバイクの場合ループを引っ掛ける場所とバッグ側の固定位置が近すぎて固定がしずらいこと。また、もう少し離れていた方が強度も出やすいと思う。しかし今回はまったくこの固定方法で問題は出なかった。
なお、こんなに簡単に固定できるのに、それすら面倒臭く私はバッグはキャンプ中でもバイクに付けっぱなしだった。
今回ブレーキングで前側にずれるとか、加速で後ろにのけぞるとかいうことは全くなし。しかし、少し緩んできたので、1~2度ほど増し締めを行った。
横から物が出し入れできる
バッグの両端が大きく開くので、奥にしまったものやサイドポケット(写真手前側のポケット)に突っ込んだものでも楽に取り出すことができる。これは本当に便利。・・・しかしツーリング中この機能があるのを忘れており、一切使わず。何度かバッグの奥から物を取り出す機会があったのに・・。
収納が豊富
一番外側はこの3つのバックルで「フタ部分」が留まっている。
それを開けるとこのように袋状の収納が現れる。これはツーリング先で買い物などをした時にちょっとしたものを突っ込んでおくのに便利。結構大きい。
実は、この「フタ部分」が超便利。
わかりずらいけど、フタと本体の間にイスとお土産を挟んでいる。そのほかにはキャンプで使う水のペットボトルも挟んでいた。このフタはこのように後から荷物を増やしたい時に、荷物を乗っけてフタを閉じてバックルで締めるだけでいいのですごく楽。バックルも3つで強度に不足はないし、長さも十分。バッグの中にゴソゴソ隙間を作って入れ込む手間が省ける。
後ろ側のマットなどを括り付けるベルトもそれとは別に初めからついている。
上のゴムの部分は、ジャケットなど大雑把なものであれば挟んでおける。私は乾かない洗濯物を日中挟んでいた。
本体両脇には小さいポケットが付いているが、意外と容量があって色々無造作に突っ込んでおける。私が入れていたのは、予備の冬用グローブや薬ケース、このバッグに付属していたレインカバー、その他もろもろ。左側は取り外し可能だが、自分は一度も取り外すことはなかった。
中に入れる荷物が多い時は、このように左右のジッパーを開放することによって中の容積を拡大できる。私はこの状態で、内部にはテント(初日のみ)、シュラフ、インナーシーツ、クッカーなどの料理道具、ストーブ、カセットガス(3本)、ミニロールテーブル、数日分の着替え、整備工具、カッパ、小さめの三脚、ランタン、食料などを入れていた。外側にはイス、マットを取り付けていた。
これでも容量不足を感じる場合は、MFK-102というよりサイズが大きなものもある。
問題は、拡張するとこのように左右が落ち込んでしまうこと。これはキャリアの大きさにもよる。
ベトキャリバッグ

おススメ度
こちらのバッグ、カブ系に乗っている人以外にはまったく関係がないが、今回とてもいい働きをしてくれた。
意外とたくさん入る!
2000円ちょっとしかしないけど、作りはかなりしっかりしている。
上面は透明ケースになっており、スマホを入れられる。防水ではない。今回ここは使わず。
サイドにはリフレクター。
見た目に比べて、容量はかなり大きい。
ツーリングマップルは縦にして少し曲げた状態で入れていた。
今回これに入れていたのは、トイレットペーパー(半ロール)、ツーリングマップル、双眼鏡、帽子、お菓子、紅茶・コーヒーセット(フェリー乗船時)、着替え(フェリー乗船時)、洗顔セット(せっけんやシャンプーなどが入った無印のバッグ)、電子機器セット(モバイルバッテリーやキーボード、充電器やコードをビニール袋に入れたもの)、など。
なんと紅茶・コーヒーセットと着替え以外は常時入れていた。
正直、たくさん入るので短期のツーリングならこれだけで行けるかもしれないと思った。また、フェリーやテント内にすぐに取り外して持ち込めるので手元に置いておきたい物を収納するのにとても役に立った。
取付け
車体への取り付けは主に前後のバックルで行う。
こちらが前側。ベトキャリと車体の間に指を回すのが難儀する。
これは後ろ側(シート側)。こっちは後からバックルをつなぐのはほぼ不可能なため、予めつないだバックルを上からベトキャリにかぶせるようにして入れ込む感じ。
両サイドにベルクロもついているが、きつすぎて使用せず。それでも落ちることはない。
車体にキズがつく・・・
バックル部が直に車体と接するため、また、バックル取り外しの際に隙間がわずかゆえにやはり車体と接触してしまうため、車体にキズが付く。しかし今思ったが、バックルをベトキャリの車体側ではなくて上側に固定すればなんとか接触なくいけるのかもしれない(未確認)。
なお、カメラなどよく使用する道具はドイターのウエストバッグに入れていた。
こちらの記事にある製品。
車載ナビセット
今回のツーリングでは、初めてバイクでナビを使用してみた。その結果、バイクでこそナビは必需品であることがハッキリとした。ちょうど20年前に北海道にZZR1100でツーリングに行った時には考えもしなかったハイテク装備がUSB電源などを除きほぼ無料で利用できるなんて、まさに隔世の感がある。車載ナビを実現するために要した装備をそれぞれ見て行きたい。
DAYTONA バイク専用USB電源
おススメ度:
この製品をクロスカブに取付けた際の記事はこちら。

基本的にはどんなバイクにも同じような知識で取付け可能と思われるので、参考にしてください。
まぁどのUSB電源も大差はないと思われるけど、今回はこの製品を選んで正解であった。ツーリング中は朝からずっとスマホをつなぎっぱなしで画面ONでナビをして、それでも数時間走ると充電は満タンとなっていた。一度も期待を裏切ることなし。今後どの程度持つのかは不明。昨日全力(上から水バシャバシャ)の洗車をしてみたので、様子を見てみたい。
あえてUSB電源にめがけて放水する。こんなんで壊れているようじゃ甘い!
このくらいで許してやるか・・・。というか、カウル内の配線の方が心配だった。
DAYTONAマルチマウントバー
おススメ度:
今回スマホを取り付けるためにこのバーを購入。ハンドルに取付けるか最後まで迷って結局こちらのバーにスマホは取り付けていた。
ツーリング初期はこのように靴下干しとしても重宝した。
結論から言えば、スマホはハンドルではなくてこのバーに取付けして正解だった。恐らくだけど、ハンドルよりも車体中心に近いためブレや揺れもハンドルよりは少ないと思われる。この位置で一度も脱落やそれに近いトラブルは発生せず。付けたままのスマホの操作も非常にやり易かった。
スマホホルダー
おススメ度:
恐るべし中華製品。初見、スマホが落ちそうで心配であったが結局全くの杞憂に終わった。プラスチック製品としてのしっかり具合もまったく問題なし。
挟む径も付属のゴム部品で調整可能。
表面のクッションも厚さ別に3種類ほど用意されているので自分のスマホの厚さに合わせやすい。使用しなかったものは切って四隅の三角のところにクッション目的で貼り付けた。
ロック機構もしっかりと機能してくれた。少し外しずらいのが難点か。写真下のジョイント部分は内部がボール状となっているので自由に角度が調整可能。一度付けたらほとんど変えないけど。
Yahooナビ
この無料のナビは特筆に値する。本当に便利。車載ナビ会社大丈夫か・・。Google Mapのナビはほとんど使用しなかったので分からないが、パッと使ってみた感じこちらの方が圧倒的に使用し易かったと思う。
おススメ度:
ということで私は今年からイオンモバイルを使用しているが、以前の有名格安sim会社から変更してみて驚いたのが、パケットを繰り越すことができること。私はほとんどパケットを普段利用しないので、このようなツーリング時には非常に役に立つ。4GBの契約だが、常に8GB分の余裕がある感じで、いざというときに思う存分使うことができる。
今回モバイルを使用した感じ、フェリーの船上を除いてスピードも全く問題なかった。ということで絶賛おススメさせてください。↓↓
なお、11月に来た請求は1741円でした。
ウィンドシールド

おススメ度:
アウトスタンディングで購入したウィンドシールド。今回のツーリングのために導入。
うーん、こればっかりは分からない・・。というか正確には比較ができない。寒いところでウインドシールドなしで長時間走ったことがないから。
しかし明らかに胸元に当たる風は防いでくれているので、寒い場所での効果はあったと思う。阿蘇の朝なんかはこれがなければ凍えていただろう。ということで星4つ。なお、ヘルメットに当たる風は全く防いでくれない。
応急工具セット
今回は念のため、応急用の工具セットも持参した。
持って行ったのはよく使用する8mmや10mmのレンチ等や2番と3番の入れ替え可能なドライバー、そしてレザーマンのマルチツール。
トラスコ中山 ツールロール
おススメ度:
上の写真は実際にこの製品にツールを入れた状態。
そしてこちらが丸めた状態。正直、5泊程度のツーリングでは少々オーバースペックというか、大きすぎた。今回特に出番はなし(故障等なかったため)。
より長期のツーリングでは、これに結束バンドやビニールテープ、ラチェットハンドル、ソケット類、追加のレンチ等、軍手などを入れればほぼ全般的な整備に対応できると思う。また、クロスカブのようにチューブタイヤ装着車であればさらにタイヤレバーや予備チューブ等も入れると万全。日本でそこまで必要かどうかは微妙だけど。
ベッセル コンビドライバー
おススメ度:
ずっと気になっており、今回のツーリングを機に買ってみたこちらのコンビドライバー。
こちらがセットした状態。1番と3番のドライバーが共用となっている。反対側の2番は一番使用率が高いためか、2番のみ。
ばらした状態。
大正創業の老舗企業ベッセルの製品だけあって、つないだ時のしっかり感は感動した。もっとカタカタ動くのかと思いきや、カチッとはまってほとんど普通のドライバーと遜色ない。握り心地もよく手に馴染む。
星5つと言いたいところだけど、今日初めて3番(大きい方)を試して、別の3番のみのko-ken製ドライバーと比較してみると、やはりがネジ穴のがたつきが大きい。これは1番と共用となっているため仕方のないことだけど、あくまで緊急用としてみた方がいいのかもしれない。
しかし逆に、1番と3番はほとんど使用しないという方には、常用もできるのではないだろうか(2番はしっかりしているはず)。
またこの製品はビットが別売りであるようなので、それを常用するのもいい。というかこのしっかり具合であれば精密ドライバー等のビットを購入して常用したい。短いツーリングであれば必要なヘックスのビットだけ持って行っても事足りそう。なお、柄の部分に入る長さは、計測すると約35mmだった。
レザーマン WINGMAN
おススメ度:
応急工具というかキャンプツールだけど、一応紹介。今回工具としての出番はなく、肉を切ったりしたぐらい。警察に捕まる可能性もあるのでキャンプ時以外はしまっておきましょう。キャンプツーリングでは、料理、工具(主にペンチ)、カセットガスの穴あけ、護身用、テントからの緊急脱出ナイフなどとして利用できる。ちょっと重いのが難点。
キャンプ道具編につづく。
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